【理論と実践】「行動は嘘をつかない」から考える、意思決定と心理的空間の違い
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令和8年8月2日 医療・介護経営の理論と実践 3000号
■「行動は嘘をつかない」から考える、意思決定と心理的空間の違い
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おはようございます。中神です。
今日は、記念すべき3000号です。
特別なテーマにしようかと思いましたが、
何も思いつかなかったので、いつも通りのテンションで、いきます。
■天秤にかける意思決定――行動の裏にある本当の価値観
病院職員として受講義務のある「医療安全」に関する動画を視聴しての感想です。
最も胸に刺さったのが「行動は嘘をつかない」という言葉でした。
私たちは日々の業務の中で、「安全が第一だ」「ルールは遵守すべきだ」
と頭では強く理解しています。
しかし、忙しい現場や想定外のトラブルに直面したとき、
私たちは最終的にどのような「行動」をとっているでしょうか。
それこそが、その瞬間・選択が、
自分が一番価値を置いているものであることを如実に物語っています。
人間は無意識のうちに、心の中にある見えない天秤で物事を判断しています。
例えば「少し手順を省略してスピードを優先するか」
「どんなに時間がかかっても確認作業を徹底するか」という選択です。
置かれた環境やさまざまな要因があるにせよ、
結果としてその選択肢を選んで行動している以上、
そこに自分の本音の優先順位が現れているのだと強く実感させられました。
日頃の自分自身の行動を振り返り、改めて身が引き締まる思いがします。
■誰もが「正しい」と思っている――心理的空間が生む認識のズレ
もう一つ非常に印象的だったのは、
「人間はだれしも、自分自身は『正しい』と思って行動している」
という視点でした。
同じ一つの出来事や指示に対して、
スタッフによって捉え方やその後の対応が全く異なることがあります。
同じ部署のマネジャーとスタッフといっても、異なります。
「なぜ、そのように動くのか」
「なぜ、そう考えるのだろうか」
と疑問に思うこともありますが、これは一人ひとりが抱えている
「心理的空間」が違うからなのだと理解できました。
心理的空間とは、その人が持つ知識や過去の体験、
置かれている状況や焦りなどによって形成される視点のことです。
誰もが自分の心理的空間の中で「これが正しい」と信じて行動しているため、
単に「正しく行動しなさい」と注意するだけでは認識のすれ違いは埋まりません。
相手がどのような心理的空間からその行動に至ったのかを汲み取り、
捉え方の根本にある違いを理解しようと努めることこそが、
医療安全におけるコミュニケーションの第一歩だと感じました。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

