【理論と実践】電子カルテのAI機能、事務職員はどう使う?
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令和8年6月5日 医療・介護経営の理論と実践 2943号
■電子カルテのAI機能、事務職員はどう使う?
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おはようございます。中神です。
■「先生が使っている」から気づいたこと
電子カルテ端末で使えるAIも増えてきました。
そんな中、現場の空気が少し変わってきた、という話を聞きました。
最初に動いたのは、医師。
カルテの記録をもとに紹介状の下書きを自動生成する、
患者サマリーを要約させる。
そういった使い方が、医局内で口コミのように広がっている、といいます。
「自分はこんな風に使っている」という共有が自然発生的に起きて、
「それいいな」と横に広がっていく。
強制や研修ではなく、実感ベースで普及しているところが興味深いです。
では、事務職員にとってはどうでしょうか。
電子カルテを日常的に操作する機会が少ない職種でも、
AI機能を活用できる場面は確実にあります。
たとえば、FAXで届いた研修案内や通知文書。
通常はコピー&ペーストができませんが、
スキャンさえすればAIが文字起こしをしてくれます。
これだけでも、転記の手間や転記ミスが大きく減ります。
「難しそう」と思っていたAIが、こんなところから入れるのかという気づきは、
意外と大きいものです。
■セキュリティの壁と、その中でできること
一方で、病院でのAI活用には避けて通れない制約があります。
電子カルテ端末はネットワークが閉じているため、
外部のAIサービスは原則アクセスできません。
「使いたいのに使えない」というもどかしさを感じている病院職員は、
少なくないはずです。
ただ、制約の中でも工夫の余地はあります。
一般端末でAIを活用して文書を作成し、必要な情報だけを電子カルテ側に反映させる、
というフローです。
手間ではあるものの、大切なのは、「使えない」で止まるのではなく、
「この環境でどこまでできるか」を考え続けることかもしれません。
AIの活用は、高価なシステムを導入することより、
今ある環境をどう使いこなすかの発想から始まるのではないでしょうか。
事務職員だからこそ、その視点が求められています。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

