【1199】(読後所感)「会議ファシリテーション」の基本がイチから身につく本(釘山健一さん)

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

良い会議とは、良い会議の進め方とは、ということについて考えてみています。

そもそも会議には、どのような種類があるでしょうか?

・情報共有
・営業等の進捗確認
・問題発見解決
・意思決定
・報告・説明会

会社で働いていれば(地域の集まりでもあります)、何かしらの会議がありますよね。
参加した会議で、いまいち消化不良だったなぁ、と思う会議もあります。
逆に司会者として開催したが、なかなかうまくできなかった、ということもあります。

参加者、また、ファシリテーターの立場で、良い会議とは何か、
ということについて考えてみたいと思います。

今回、紹介する本はこちらです。

「会議ファシリテーション」の基本がイチから身につく本(釘山健一さん)

1回目です。

会議は楽しく自由にするからこそ、
個人で考えられないような「個人以上」の考えを作り出すことができる。

これが達成できてこそ、会議をする甲斐がありますよね。
とはいえ、どうすればそうなれるのか、ということが知りたい点です。

各個人の可能性や主体性を発揮するポイントとして

・意見をできるだけたくさん言ってね(紙に書いてね)というメッセージを出す
・会議冒頭のアイスブレイクで、近況を語ってもらうなど、「一言、口を開いた」という事実を作る
・お茶や菓子を提供し、リラックスした雰囲気を作る

など。

会議の目的は、「皆で意見を出して」考えをまとめるからこそ意味があります。
参加者が納得することが大事。
納得が実行につながる。

その合意形成の会議においてファシリテーターの役割は、
中立を保つこと、楽しい、自由な雰囲気を作ること、と言われます。

堅苦しい雰囲気でなくて良い、ということ。
堅苦しい方が良いのでは、というのは思い込みであって、仕事を楽しむ、会議を楽しむ、
というスタンスが大事らしいです(ホント、そう思います)。

・意見を言わなきゃ(参加者)
・落としどころに落とさなきゃ(司会者)
・真面目に(両方)

そんな思いにとらわれなくて良い、ということですね。

また、会議の内容を整理するのは楽しいことなんだよ、と言われます。
その楽しさを司会ではなく、参加者に感じてもらう仕掛けも大事です。

「良い」意見よりも「たくさんの」意見を引き出していく。
個人の考えでは出せない、会議ならではの考えを作り出す「場」として会議を活用したいですよね。

会議

また、始まる前の雰囲気づくりとしてアイスブレイクが良い、とのこと。
その内容として、近況報告がおすすめで、1分間。
(毎回、ネタを考えなくて良いので、汎用性が高い!)

この冒頭1分のアイスブレイクのメリットは以下の通り。

・参加者が口を開いた、という事実ができる
・1分間という時間を守る、という雰囲気を作ることができる
(アイスブレイクの内容ぐらいなら、話を切りやすい(笑)。
本番でも、時間です!と言いやすくなります。)

最後、印象に残った内容は、
「主催者は、会議での発言の自由を保障してください。」ということ。
(主催者と司会者は別です。)

お偉いさんの一言ですね。
紋所(もんどころ)があるかないかは大きいです。
「保障します」の一言、欲しいですね。

明日、もう1回、同じ本を紹介します。では、また明日(^_^)v

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