【1016】ICT、AI化を見定め、行動する経営の「目」と「手」が求められる

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

火曜日ですね。貴重な祝日、いかがお過ごしでしょうか。

今回は、

「月刊 保険診療」(2月号)

保険診療

https://www.igakutushin.co.jp/Products/magazine/1167

という、医学通信社で発行されている雑誌を通して(読書通算956日目)、
学びを共有したいと思います。

今回、大きな話題として、「Smart医療の最前線!」と、「介護報酬改定」の2つですね。

目次は、以下の通りです。

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特集Ⅰ “Smart医療”の最前線!~コロナ禍で進む医療のパラダイムシフト~
Part1 「スマートホスピタル」最前線!/慶應義塾大学病院
Part2 “Smart”を可能にする14のテクノロジー
1 手指衛生モニタリングシステムで医療者の行動を可視化し手指衛生の遵守率を高める
2 スマートホスピタルシステムと地域連携システムで業務を効率化
3 AI問診「Ubie」の活用でカルテ記載時間の削減へ
4 手術に必要な機器をパッケージ化した「スマート治療室(SCOT)」
5 「人に優しい」医療をミッションに多角的なデジタル研究開発を展開
6 個々のがん患者に最適化された診療を支援するシステム─「統合がん診療支援システム」
7 AIとのチャットでできる救急相談─埼玉県AI救急相談
8 「医師の乗らない移動診療車」で地域医療の問題を解決
9 多接続リモートVR臨床システムで手術室にいるかのような講義を実現
10 アバターロボットとドローンで島しょ部の遠隔医療を実現
11 Bluetooth信号で医療機器や医療従事者の位置情報を把握
12 外部業者の出入りや移動経路を可視化。コロナ時代のスマートチェックインシステム「MONITARO」
13 救急外来・ER診療に特化したデータ管理システム「NEXT Stage ER」
14 オンライン診療を支えるシステム(「CLINICS」「curon」「ポケットドクター」「YaDoc Quick」)

特集Ⅱ 2021年4月介護報酬改定はこうなる!~新単位数・基準の変更ポイント~

(その他、連載記事)

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1、効率化を進める、ということ。コストをかける、ということ。

どの雑誌でも、どの本でも、効率化、ICT化、AIというのは、耳にする言葉です。
仕事や生活とは切っても切り離せない、極めて大事なテーマになってきていると思います。

ということで中身に入っていきます。AI、導入したら良い、ということは当然のように思いますが、
問題があります。

それは、コストです。導入コストや維持コスト。

患者の利便に資するものであれば、患者が負担するのか、
医療従事者の負担を軽減し得るものであれ,ば、診療報酬等に反映するのか、
というところが悩ましい、とのことです。

AIによって、物の運搬の自動化や記録の自動作成、患者の搬送など、
ロボットや電子カルテは、ますます進歩していきますが、どの医療機関もお金が潤沢にある訳ではありませんので、
コストの件を無視して取り組めないだろう、と思います。

2、院内業務の効率化と地域連携の効率化

院内を「スマートホスピタルシステム」でつなぐ。
いつでもどこでも仕事ができる体制としてフリーアドレスを設けた事例でした。

複数台のiPhoneとタブレット型パソコンを支給し、
どの部屋の、どのハードからでも、電子カルテの閲覧ができる環境、
その場で情報を参照することができ、チーム医療にも役立っている。

そして、地域連携システム(ファイルメーカープロを使用)では、
患者の基本情報、病名や発症日、入院の起算日、検査データ、処方、リハビリテーションなどを
入力している、とのこと。

これらの院内の効率化、地域連携の効率化は、
両方一緒に進めなければうまくいかない、と書かれていました。

なるほど、と思いますね。

また、セキュリティーの観点から専用サーバーを設置してVPN暗号化通信で接続している。
セキュリティ対策は必須ですね。

そして、電子カルテと地域連携のシステムとは、連動させず、
あえてコピペをできるようにし、かつデータも1週間でサーバから消えるにしているそうです。
100%同期しなければいけない、なんてことはない。
必要な情報を必要な時だけ、共有する、それでいいんだ、と少し心が軽くなりました(^_^;

3、AI問診システム

メリットは、診察の前に症状等の情報を詳しく把握できることや
待ち時間の大幅な削減にもつながるんじゃないか、ということです。

医療者にとっても、患者にとってもメリットがあります。

紹介されていたのは、「Ubie」

接触を避けられる(滞在時間を減らすことができる)ので、感染リスクの対応にも役立ちますね。

4、インターネット上での予約と会計のシステム

印象に残ったのは、待ち時間がなく、予約が取れたり、会計を後でできる仕組みですね。
予約というと、患者さんから問い合わせが入って、スタッフがクローズドな予約システムに
入れていくことが一般的ではないでしょうか。

ただ、この電話でのやりとり(予約したい、キャンセルしたい、変更したい)という業務が
どうしても発生しますから、結構手間です。

それらを、アプリで行うことで、予約とリマインド通知、さらには、診察券を使わずアプリで受付、
診察の時間まで好きなところでリラックス、アプリから便利な情報にすぐアクセス、
病院からのメッセージを患者さんに届けられる、など、お互いにメリットがあります。

予約単体だけ考えてみても、インターネット上でやり取りできるとすれば、お互いにとって効率的ですよね。

ただ、この記事でも書かれていることですが、根本的な課題がある、と書かれています。
それは、様々なデジタル化には一定の費用がかかること、そして、それらを使える人材の育成、
データの整理も必要である。

とのこと。実感します。

5、その他のAI化、ICT化の記事

AIによって間違いを防止する、
救急の受診の必要性をAIで相談する、
看護師のみが乗車し、患者宅に向かうモバイルクリニックオンライン診療車(オンラインのデメリットである
検査や画像などを、看護師が代行することでより対面に近い診療ができる)の運用(地域の医療機関で共用)、
VR認証モードによる手術の講義、
ドローンによる遠隔医療の実現、
Bluetooth信号で医療機器や医療従事者の位置情報を把握、
外部業者の出入りや移動をアプリでチェックし、コロナの対応にもつながる、

など、多種多様の取り組みが行われていることを実感します。

経営課題は何か、その課題を解決するICT、AI技術は何かを見定め、
資源投資できる「目」と「手」が病院には必要になってきていますね。

6、令和3年度介護報酬改定

細かい点数の違いは、厚労省の資料を見たほうが早いと思いますが、ポイントは、

感染症や災害が発生した場合であっても利用者に必要なサービスが安定的継続的に提供される体制を構築
認知症への対応力向上に向けた取り組みの推進
看取りの対応の充実
医療と介護の連携の推進
ケアマネジメントの質の向上
リハビリテーション
CHASE、VISIT、情報の収集
介護職員の処遇改善や職場改善の環境の改善に向けた取り組みの推進
テクノロジーの活用や人員、運営基準の緩和をつうじた業務効率化、業務負担軽減の推進

といった話題でしょう。

これらの取り組みに点数が付く。

ケアに集中できる体制を作りましょう(ICT化や事務員を雇いましょう)
データを提出しましょう(介護業界もデータに基づいた運営をしていこう)
労働環境を整えましょう(働きたくなる報酬、環境にしましょう)

といったことがトレンドになるでしょうね。

7、安倍内閣とは何だったのか

リベラル(寛容、自由)な態度を持たなければ、多種多様な意見は取り込めないですよね。
反対意見も考慮しながら、進めていくことは大変です。大変ですが、巻き込みながら
進めていく方が結局は近道になることが往々にしてあります。

では、気になった言葉を紹介します。

・お金をめぐる軸
価値をめぐる軸

の2軸がある。

お金をめぐる軸では、リスクの個人化とリスクの社会化の両端とする。
価値をめぐる軸では、リベラル(寛容、自由)とパターナル(父権的)の両端とする。

・小泉内閣による変化、阿部内閣による変化

小泉内閣では、主にリスクの社会化から、リスクの個人化へシフトした。
阿部内閣では、リベラル(寛容、自由)から、パターナル(父権的)へシフトした。

アベノミクス、憲法改正という約束。
できそうでできない、もう少しか・・・、という状況ができていた。
もう少しで届きそうだから、しばらく支持しよう、という思いが有権者に生じる。
実現しないことが、長期政権の最大要因だった。
支持者の目の前にぶら下がっているニンジンのようなもの。

暗黙知や慣習の軽視。保守が大切にしてきたリベラルな態度の欠如。

など。

医療業界では、パターナリズム(医師が絶対)という状況から、
徐々に、多職種の関わりで医療を行っていく、という方向にシフトしていますが、
その動きとは、別ベクトルを向いていますね。

他にも、たくさん面白い記事がありますが、目次が気になる方は、ぜひご購入下さい。

では、本日は、ここまで。また明日!

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