【1129】病院のあり方、患者情報を共有する(日本病院会雑誌2021.5)

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

今日は、「日本病院会雑誌2021.5」から。

https://www.hospital.or.jp/mag/

地域包括ケアシステム構築における医療機関としての役割「DX促進で加速する連携のあり方」について(^_^)

【1番のポイント】

・自分の法人が目指す地域での機能や役割を言語化する、イメージ図で描く。
 そのイメージに基づき、地域でつながっていく、必要な手段を構築していく。

自分の病院が、どこを目指そうとしているのか。
言語化できていない、職員に伝わっていない、ということはないでしょうか。

誰でも分かるイメージ図を作成しておくことで、皆さんに伝わりやすくなりますね。
(ただし、一目で分かるイメージ図というものを作ることは難しい)

【3つのアクションポイント】

・自分の法人の地域での役割をイメージ化する。

・文字だけでなく、動画や画像での情報共有が効果的。伝わらないと意味がない。

・トライ&エラーでアクションを起こさないと成果が出ない。

自分の役割は何だろう?ということを言語化できていたら、良いですよね。
そのためには期待されていることや、自分の能力を知っておく必要があります。
人間一人とってみても言語化するのは難しいのに、病院の役割を定義することは大変です。
そして、イメージが存在することも大事ですが、作る過程で得られる共通認識こそ大事なのかもしれませんね。

次です。文字だけに頼って(ブログも文字ばかりです)いては、伝わりにくいです。
これは反省ですね。映像や画像について活用を考えてみたいと思いました。

最後、トライ&エラーですね。やってみないと分からない。
失敗もあるかもしれませんが、失敗と改善、その繰り返しが成長となるでしょう。
この積み重ねが大きな違いになりますね。

【その他、個人的に気になったトピック】

・目指すものを明確にする。

どのような病院機能を持つか。
HITO病院は、誰からも信頼される、次世代に対応し、地域に根ざした病院。
対応分野は、救急、心臓、脳、糖尿病、変性疾患、認知症、終末期などを掲げている。
地域の市民と共に地域を創っていく。

・職員同士がつながり、地域の関係機関ともつながる、開業医ともつながる、患者情報の共有。

スマホ、iPhoneで、画像や動画を撮る。食事の様子、食事の状態(とろみ具合)、嚥下機能。
お互い専門職種であり、多職種協同であるから、専門用語や文字だけでは不十分。
文字情報だけでなく、映像や動画で共有する。

病棟担当者と地域の施設が視覚的に情報を共有した結果(アウトカム)の一つが、再入院率の低下。
11%の再入院率が、0%へ。

・適度なコミュニケーションを取り続けることが大事。

職員は、スマートフォンを使って会議に参加。みんながノート型のデバイスを使える環境を作る。
地域と、オンラインでのウェブ会議、セキュリティーを確保のうえBYOD(自分の端末を使用)の実施。
地域の医師と、ズームでの症例検討会の開催。

・今後、今までの当たり前が当たり前でなくなる。経験だけでは乗り切れない時期になってくる。

何を目指すか。自分の病院が地域でどうありたいかを明示すること。
そのためには、何を整えるべきか。
何を整えたら、なりたい未来に近づくのか。

情報ツールを整え、実際につながっていく仕組み作りをしていきたいと思います。
そういう意味で、他院の事例というのは大事です。
同じ病院でも、ここまでやれているんだ、ということを知ることで変わるきっかけになります。

以上です。では、また明日(^_^)v

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