【1494】コロナ禍が医療機関に与えた影響

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

中神勇輝です!

1494日。「病院経営の理論と実践塾」より、日々の学びや気づきをお知らせします(^_^)

しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。

(以下からどうぞ。)

今日のテーマは「コロナ禍が医療機関に与えた影響」について。

第1回緊急事態宣言が、2020年4月から5月。
この期間は、経営が悪化した病院が多かったのではないでしょうか。

なぜか?

外来や入院患者数が大きく減少しました。

外来患者数では、個人でマスクや手洗いなどの感染対策を行う人が増えたことによって、小児科や耳鼻咽喉科での感染症の受診が減ったことが1つ。
また、来院数を減らすべく長期処方の推進をおこなったため、延べ患者数が減ったこともあります。

入院患者数では、手術や検査が延期したことや、外出の自粛によって、転倒その他、外傷が減少したことが挙げられます。

外来患者数減少の傾向はクリニックも一緒でした。
コロナ疑いの患者を断っていた医療機関は、なお患者数が減った、とも聞きます。
時代の変化に合わせて、自らも機能を変えることが求められますね。

在宅や施設はどうでしょうか?

在宅では、在宅勤務が増えたことによって、在宅で介護をする人も増えました。
在宅のニーズが増えた、ということです。

施設では、家族と面会できない、という事情もありました。
これにより、施設に入れることを躊躇した家族もあるでしょう。
その逆に、感染リスクで入所できない、という施設も見られました。
入所してほしい家族と受け入れたい施設とお互いに思いは一緒ですが、願い叶わず、ということが散見されました。

コロナ禍によって患者数の減少など、病院経営は大きな影響を受けました。
その中、コロナに対する一定の処置をおこなった医療機関は補助金により経営上必要な利益を確保できたり、コロナの患者に丁寧に対応してきた医療機関は経営が回復したのも特徴といえます。

求められた医療をどれだけ提供できるか、今後も必要な視点、と思いますね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)