【理論と実践】中小企業基本法・小規模基本法 国は中小企業に何を求めているのか?

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令和5年2月21日 病院経営の理論と実践 1745号

■中小企業基本法・小規模基本法 国は中小企業に何を求めているのか?

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜最近のブログのテーマ〜

・平日は、中小企業診断士関係
・土日は、医療・介護経営関係

今日は、平日ですので、中小企業診断士関係です。

しばらく「中小企業政策」について、扱っていきますね。

中小企業とは?

〜今日のテーマ〜

■中小企業基本法

【基本理念】から確認してみましょう。

中小企業の位置付けについて、4つ、ポイントを押さえておきましょう。それは、

・多様な事業分野
・特色ある事業
・多様な就業の機会
・経済の基盤作り

ですね。そして、4つの役割があります。

・産業の創出(位置付けと同系統)
・就業の機会の増大(位置付けと同系統)
・競争の促進
・地域経済の活性化(位置付けと同系統)

小回りのきく中小企業に、広く特色ある活動をし、就業を生み出し、日本経済を安定させてほしい、
という思いを感じますね。

そういった中小企業を支えるのは、なんといってもヒトですから、
そのヒトの健康を支える医療機関の存在は極めて大事、改めて知ることができます。

さらに【小規模企業】に対しての期待(中小企業基本法第3条2項)として、
以下のことが謳われています。

・地域の特色を生かした事業活動
・就業の機会
・地域経済の安定
・住民生活の向上・住民の交流促進
・創造的な事業活動・経済社会の発展

住民という視点が新しいですね。

【基本方針(5条)】を見ておきましょう。
4つのことを重点的に支援します、と言われています。

・経営の革新・創業
・経営基盤の強化
・環境への変化への適応
・資金供給と自己資本の充実

環境への対応であれば外部環境としてのコロナ。
資金や自己資本であれば、相当の補助・支援を行っていることからも分かりますね。

■小企業基本法

小企業者(おおむね従業員5人以下)を含む小規模企業を対象とします。

施策として、5年間の基本計画が立てられています。

小規模企業の振興の4つの【基本方針】を確認しておきましょう。

・国内外の多様な需要への対応、事業展開の促進
・人材の育成、確保
・地域住民の生活向上、交流の促進(中小企業基本法に同じ)
・支援体制の整備

【基本計画】には、4つの目標があります。

・需要を見据えた経営
・人材の新陳代謝
・地域経済の活性化・ブランド
・地域ぐるみの活動

住民の交流、地域ぐるみの活動といったあたりが特徴に見えますね。
あと、人材といった点も大きなテーマのように思えます。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。