【理論と実践】中小企業を支える融資制度について見てみよう

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令和5年2月22日 病院経営の理論と実践 1746号

■中小企業を支える融資制度について見てみよう

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜最近のブログのテーマ〜

・平日は、中小企業診断士関係
・土日は、医療・介護経営関係

今日は、平日ですので、中小企業診断士関係です。

しばらく「中小企業政策」について、扱っていきますね。

〜今日のテーマ〜

融資と保証と、出資について見ていきましょう!

1 融資といえば?

日本政策金融公庫。
負債に該当します。

2 保証といえば?

信用保証協会。
融資を受けるには、返済の見込みの証明・担保が求められます。
その保証をしてくれる団体です。
企業が返済できなかった場合、信用保証協会が代わりに返済し、債権が保証協会に移る、という仕組みですね。

保証限度額は、
普通 2億円
無担保 8,000万円
無担保・無保証 2,000万円

3 出資といえば?
中小企業投資育成株式会社。
純資産に該当します。

このうち、1に該当する「融資」について、どんなものがあるか詳しく見てみましょう。

4つ紹介します!

1) セーフティーネット貸付制度

これは、「一時的」な資金繰りに支障が出た場合に助けてくれる制度です。
一時的、という点がポイントです。
経営環境の変化や金融環境の変化、取引先の倒産、いろいろあります。
貸付期間は、設備で15年。運転資金で8年。
この間に、うまいこと改善してね、という制度ですね。

2) 新創業融資制度

「新」と書かれているだけあって、条件は、

・税務申告2期終えていない、または新しく事業を始める企業
かつ
・創業資金の10分の1を自己資本でまかなえる企業、ですね。

無担保・無保証人でいけます!
設備投資で3000万円(うち運転資金で1500万円)です。
中小企業にとっては大きな金額ですよね。

3) 女性・若者・シニア起業家支援資金

対象年齢、要チェックです。
女性は、全年齢OKです!
ですが、男性は、35歳未満だったり、55歳以上という縛りがありますので、要注意です。
あと、新規開業後、「7年以内」の企業を優遇金利で支援する、というのも押さえておきましょう!
日本政策金融公庫が行います。

4)マル経融資(小規模事業者経営改善資金融資制度

同じく日本政策金融公庫が行います。
無担保・無保証・低金利で融資を受けられます。
・従業員が「20人」。
・商工会の指導を「6ヶ月」以上受けていること。
・同一地区内で、「1年以上」、事業を行っていること。
この3つは押さえておきたいですね。

本日は以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。