【理論と実践】医療安全「指差し・声出し」と「ダブルチェック」

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令和5年4月11日 病院経営の理論と実践 1794号

■医療安全「指差し・声出し」と「ダブルチェック」

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜最近のブログのテーマ〜

・平日は、中小企業診断士関係
・土日は、医療・介護経営関係

〜今日のテーマ〜

皮膚科で、いぼの治療をしてもらっています。

液体窒素、めちゃくちゃ痛いです。
あまりに痛いので、2回目の治療の時に、先生に聞いた質問はこれです。

「今回で終わりですか?」

その時、先生から聞いたこと。

「ウィルスによって、発症する。
子どもに発症することが多いが、自然に治ることもあるが、大人は、そうはいかない。

なぜか。

大人は、いぼが出てきても、気にしなくなる。
いぼが出てきても、「ま、いいんじゃない、そのままで」となる。

だから、治るまで時間がかかる。」

とのこと。なんとなく分かります。
子どもと大人の違い。なんとなくあきらめてしまう、大人の心境が体にも現れているようです(笑)

さて、本題に入ります。
本日の内容は、「医療安全」ということについて、院内研修の学びです。

医療安全といえば、誰もが耳にするのが「声出し・指差し確認」ではないでしょうか。

医療業界に入職して、18年間。
ことあるごとに聞ききます。
声出しだけでも、指差しだけでも有効です。
2つ合わせると、なお有効であることが良く分かりました。

しかし、ミスは絶えません。

なぜでしょうか?

やらないから(やれないから)。

なぜ、やれないのか?

疲労、多忙、慣れ、色々あります。

疲労では、自分準備が大事です。
健康管理、食事、睡眠など、色々とありますね。

忙しさは、なかなかコントロールできません。
しかし、自分準備をすることで、忙しい中にあって遵守すべきことを実行できる心身の余裕ができます。
この自分準備が極めて大事ですね。

「人間はミスをするもの」という前提で動くこと。
慣れてもチェックを実行する、ミスを起こしにくい仕組み作りが大事です。

ダブルチェックについても学びがありました。

その内容の一つを紹介します。
それは、チェックに関わる人が増えれば増えるほど、逆に油断が生じ、注意しなくなる、と聞きました。
特に、上司などが相手の場合、「この人が見ているなら大丈夫」という思いが出ます。

結構、あるある、です。
資料の確認お願いします、と複数の相手にお願いすると反応がありません。
名指しにすると、反応があります。

誰かが見ているから大丈夫、といった心境になる、ということを肝に銘じたいと思いますね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。