【理論と実践】システムの稼働方法

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令和5年5月10日 病院経営の理論と実践 1823号

■システムの稼働方法

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜今日のテーマ〜

本日は、経営情報システムの内容です。
過去問H26.7とR1.7の単語をピックアップします!

今回、ChatGPTで用語を調べてみましたが、なかなかのボリュームですね。
結構、面白いです。

●デュアルシステム

コンピューターにおけるデュアルシステム(Dual System)とは、
2つの異なるプロセッサーまたはアーキテクチャーを使用して
セキュリティや暗号処理などの重要なタスクを実行するセキュリティ設計手法です。

デュアルシステムは、一方のシステムで処理された結果をもう一方のシステムで再処理することによって、
エラー検出や不正アクセスの検知、セキュリティ侵害の回避などの高い信頼性を実現します。

デュアルシステムは、攻撃者が1つのシステムを攻撃しても、もう1つのシステムが機能を維持するため、
セキュリティ上の脆弱性を低減することができます。

デュアルシステムは、金融取引、ネットワークセキュリティ、軍事通信、航空宇宙、原子力発電所など、
高度なセキュリティが必要な分野で広く使用されています。

●デュプレックスシステム

デュプレックスシステムは、コンピューターネットワークや通信システムにおいて、
同時に双方向通信ができる仕組みを指します。
つまり、送信と受信が同時に行われ、通信が一方通行でなく、双方向の通信が可能なシステムのことです。
例えば、デュプレックスシステムを搭載したイーサネットでは、複数のデバイスが同時に通信できます。
これにより、複数のデバイスが同時にデータを送信し、同時にデータを受信できるため、
通信の効率が向上し、より高速な通信が可能となります。

デュプレックスシステムには、フルデュプレックスシステムとハーフデュプレックスシステムの2種類があります。
フルデュプレックスシステムでは、送信と受信が同時に行われるため、通信の効率が高くなります。
一方、ハーフデュプレックスシステムでは、送信と受信が交互に行われるため、通信の効率が低下しますが、
システムの構築が容易であるため、一部の用途において利用されています。

●ウォームスタンバイ

ウォームスタンバイは、コンピューターの省電力モードの1つで、システムが完全にオフになることなく、
消費電力を最小限に抑えながらシステムを待機させる方法です。
通常、ウォームスタンバイモードに入ると、コンピューターは一時停止状態になり、すべてのファンやディスクドライブが停止します。
ただし、メモリや一部の周辺機器は電源が供給されたままです。これにより、システムを素早く再開することができます。

ウォームスタンバイモードは、ノートパソコンやタブレットなどのモバイルデバイスによく使用されます。
これは、電池寿命を延ばすために、システムを完全にオフにすることなく、長時間待機する必要があるからです。
また、デスクトップコンピューターでも、省電力を目的として、ウォームスタンバイモードを利用することができます。

●ホットスタンバイ

ホットスタンバイ(Hot Standby)は、コンピューターシステムの可用性を高めるための一種の冗長性の実装方法です。
ホットスタンバイでは、メインのコンピューターシステムと同じ構成のバックアップシステムを用意し、常に稼働状態にしておきます。
このバックアップシステムは、メインシステムと同じデータを保持し、同じ処理を実行できるように構成されています。

もしもメインシステムに障害が発生した場合、自動的にバックアップシステムに切り替わり、
ユーザーはほとんどの場合、何も気づかずに処理を続行できます。このプロセスは、ホットスタンバイと呼ばれます。

ホットスタンバイは、高可用性が求められるシステムにおいて、システムダウンタイムを最小限に抑えることができます。
ただし、ホットスタンバイの実装には追加のハードウェアやソフトウェアリソースが必要であり、コストの問題があることもあります。

●コールドスタンバイ

コールドスタンバイとは、コンピューターシステムを電源を切った状態から再起動するまでの状態を指します。
つまり、コールドスタンバイ中のコンピューターは、電源が入っていないため、プログラムは実行されず、データも保存されません。

一般的には、コールドスタンバイは、コンピューターの電源を切ることで発生します。
この状態から再起動する場合、コンピューターは完全にシャットダウンされた状態から起動するため、
起動時間が長くなることがあります。
一方、ウォームスタンバイは、システムをスリープ状態にすることで、電力を消費しながらも、
より早くシステムを再開できる状態を指します。

●シンクライアントシステム

シンクライアントシステムは、ネットワーク上で中央に配置されたサーバーに接続された
薄いクライアントデバイスを使用するコンピューターシステムです。
シンクライアントシステムでは、クライアントデバイスは、プロセッサーやメモリなどのコンピューターリソースをほとんど持たず、
主に入力と出力を処理します。

このようなシステムでは、クライアントデバイスは、
ユーザーが使用するアプリケーションやデータをサーバーからリモートで受信し、リモートで実行します。
これにより、ユーザーは高速なネットワーク接続があれば、
クライアントデバイス自体に高性能なハードウェアを必要とせず、比較的低コストでデスクトップアクセスを実現できます。

シンクライアントシステムは、セキュリティや管理、コストなどの理由から、企業や教育機関、
公共団体などの組織で広く使用されています。
また、クラウドコンピューティングや仮想デスクトップインフラストラクチャー(VDI)と組み合わせて使用することもできます。

●ミラーリングシステム

コンピューターにおけるミラーリングシステムは、データを複数のストレージデバイスに同期的にコピーすることで、
データの冗長性と可用性を高めるシステムです。
通常、ミラーリングシステムは、RAID(Redundant Array of Independent Disks)と呼ばれる技術の一種として実装されます。

RAIDミラーリングシステムでは、2つ以上のハードドライブを使用して、同じデータを同時に書き込み、同期させます。
これにより、データのコピーが失われた場合でも、別のコピーが利用可能であるため、データの保護と可用性が向上します。
また、RAIDミラーリングシステムは、システムの性能を向上させるために、データを複数のハードドライブに分散することもできます。

ミラーリングシステムは、データセキュリティと可用性を向上するために、多くの企業や組織で使用されています。
例えば、大規模なデータセンターでは、ミラーリングシステムを使用して、データのバックアップと冗長性を確保し、
システムの可用性を確保しています。

●グリッドコンピューティングシステム

グリッドコンピューティングシステムは、複数のコンピューターを仮想的にひとつの大きな計算資源として統合する技術です。
これにより、大規模な計算問題を分散処理することが可能になります。

グリッドコンピューティングシステムでは、複数のコンピューターがネットワークで接続され、
グリッド上で協調して処理を行います。
この処理は、グリッド上に存在するソフトウェアによって制御されます。
ユーザーは、グリッド上にあるソフトウェアを使用して、計算タスクを投入し、処理結果を取得することができます。

グリッドコンピューティングシステムは、高速な計算能力が必要な科学技術分野や、
大規模なデータ処理が必要なビジネス分野などで利用されています。
また、グリッドコンピューティングシステムは、クラウドコンピューティングの一種としても位置づけられています。

●クラスタリングシステム

クラスタリングは、データを似た特徴を持つグループに分類するための機械学習の手法です。
クラスタリングは、データを分析し、パターンを見つけたり、類似性を理解したりすることができます。

コンピュータにおけるクラスタリングシステムは、多数のデータ点を自動的にクラスタに分類するソフトウェアです。
クラスタリングシステムは、データの分析や抽出を支援するために使用されます。
これにより、データ分析者は、大量のデータを効率的に処理し、特定のパターンやトレンドを見つけることができます。

クラスタリングシステムは、多くの種類のデータに適用できます。
例えば、市場調査のデータやWebサイトのユーザー行動のデータ、医療データ、
画像や音声などの多様な形式のデータを分析することができます。

クラスタリングシステムは、一般的には、分類方法によっていくつかの種類に分類されます。
代表的な手法として、階層的クラスタリング、k-meansクラスタリング、DBSCANクラスタリング、
ガウス混合モデルなどがあります。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。