【理論と実践】令和5年度の中小企業診断士二次試験を受験してきました(事例3生産管理)

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令和5年11月4日 病院経営の理論と実践 2002号

■令和5年度の中小企業診断士二次試験を受験してきました(事例3生産管理)

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

令和5年度の中小企業診断士二次試験、受験してきました!

今回は、事例3を振り返ります。

私の解答の文字数は正確ではありません。ご了承ください。

1)振り返り・初見の所感

食品の製造会社の事例でした。
生産面の課題、そして、商品企画・開発力が大きなテーマだったと思います。
そして、同じく与件文が長い、と思いました。

2)実際の問題と自分の解答

第1問(配点10点)

(1)問い

C社の生産面の強みを2つ40字以内で述べよ。

(2)答え

ホテル調理の経験のある工場管理者の管理力。
販売先からの製品指示や変更への対応力。

(3)感想

人(管理)の力、工場(生産)としての力の2点から記載しました。
配点が10点ですので、そこまで時間をかけるのは得策ではない・・・ですね。

第2問(配点20点)

(1)問い

C社の製造部では、コロナ禍で受注量が減少した 2020 年以降の工場稼働の低下による出勤日数調整の影響で、
高齢のパート従業員も退職し、最近の増加する受注量の対応に普慮している。
生産面でどのような対応策が必要なのか、100年以内で述べよ。

(2)答え

工場管理者の業務負担について、パートリーダーに業務を委譲。
整理されていないレシピの活用。
情報をデータベース化し、一元化して標準化につなげることで、
顧客との無駄なやりとりを減らすことで生産性を高める。

(3)感想

パートリーダーへの業務移管は、有効なのか・・・、どうだろうぁ、
と思いながら、他に思いつかず、記載しました。
レシピの有効活用は、製品開発・企画でも使えそうかな、と思いながらも、こちらに使用しました。

第3間(配点 20点)

(1)問い

C社では、最近の材料価格高騰の影響が大きく、付加価値が高い製品を販売しているものの、
収益性の低下が生じている。どのような対応策が必要なのか、120字以内で述べよ。

(2)答え

パートリーダーの経験値で行われている発注業務の言語化、業務の標準化。
在庫管理では、資材管理課での入出庫記録、前日準備の段階よりも早い段階で必要な在庫確認で納期管理力を向上。
これらで、廃棄コストを削減、収益性を高める。

(3)感想

基本的に、「経験値」とか、「行なっていない」とか、「遅い」といった問題・課題を見つけたら、
解決したいところです。

その際、どの人、どの部署、どの仕組みに課題があるのか見つけて、
役割や業務を変える、という視点を持ち、事例企業の状況に合わせて、記述できるかがミソと感じますね。

第4間(配点 20点)

(1)問い

C社社長は受注量が低迷した数年前から、既存の販売先との関係を一層密接にするとともに、
他のホテルや旅館への販路拡大を図るため、自社企画製品の製造販売を実現したいと思っていた。
また、食品スーパーX社との新規事業でも総菜の商品企画が必要となっている。
創業から受託品の製造に特化してきたC社は、どのように製品の企画開発を進めるべきなのか、120字以内で述べよ。

(2)答え

実務で管理の経験のある外部人材の過去の会社での関係性、
X 社との密な企画開発体制をつくることで、
それぞれから情報・ニーズを集めて、
季節性・高級感のある新製品開発につなげていく体制を構築する。

(3)感想

商品企画といえば、情報収集、というテーマを骨子としました。
C社とX社との連携は必須でしょう。

ただ、改めて見ると、ホテルや旅館について問題文に書かれていました。
抜けていました・・・。
顧客と関係性の深いホテルや旅館との情報交換は、触れるべき内容だっだと感じます。

第5問(配点 30点)

(1)問い

食品スーパーX社と共同で行っている総菜製品の新規事業について、
C社社長は現在の生産能力では対応が難しいと考えており、
工場敷地内に工場を増築し、専用生産設備を導入し、
新規採用者を中心とした生産体制の構築を目指そうとしている。
このC社社長の機想について、その妥当性とその理由、
またその際の留意点をどのように助言するが、140字以内で述べよ。

(2)答え

工場の増築は可、専用生産設備や新卒採用を中心とした体制は検討が必要。
その理由は、既存の製造体制でも不足が生じているので増築は可。
その際、専用設備よりも従来の製品の生産の可能性を作ることも考える。
新規採用者中心でなく、従来の経験者をリーダーにする。
留意点は、設備の陳腐化リスクや、業務フローの見直し、教育研修の場を設ける必要がある。

(3)感想

妥当性、理由、留意点を切り分けてスッキリ箇条書きで書くのが難しかったです。
要点は、拾えているとは思いますが・・・。

3)来年に向けて

事例3は、結構ばらつきがありますが、過去の点数を振り返ると、
合格点にいまいち届いていないので、課題と考え、今回、中心的に取り組んでいました。

H 26年 48点
H 27年 62点
R1年  46点
R2年  56点

その取り組みが、今回、どう出るか、結果が楽しみです。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験。無事1次は通過、次は2次試験。
(2023年、中小企業診断士の1次試験は無事通過。次は2次試験)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。