【理論と実践】同一敷地内薬局に関する評価の見直し(令和6年度診療報酬改定の短冊を通して)

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令和6年1月30日 病院経営の理論と実践 2088号

■同一敷地内薬局に関する評価の見直し(令和6年度診療報酬改定の短冊を通して)

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

【はじめに】

1月26日に、診療報酬改定の短冊(個別改定項目)の発表がありました。

・急性期の厳格化と高齢者救急医療の受け入れ態勢の整備、
・基本診療に対する賃上げ分の上乗せ、
・負担軽減や連携を促進するDX化、
・感染対策の労力を補填する加算、
・生活や食事を支え、改善するための多職種の協働、地域との連携

を推進するために、新規点数の設定、既存点数の是正が加わったと感じます。

これらを踏まえて、個別改定項目を見ていく必要があります。

【本日の項目】

本日は、「同一敷地内薬局に関する評価の見直し」について。

短冊の696ページに書かれている内容がインパクトがありますね。

◾️具体的な内容

・1月あたりの処方箋の交付が平均4000 回を超える医療機関が、
当該医療機関の交付する処方箋による調剤の割合が9割を超える薬局と
不動産取引等の特別な関係を有する場合の処方箋料の評価を見直す。

・いわゆる同一敷地内薬局については、
医療機関及び薬局が地域医療に果たす役割、
同一敷地内の医療機関と薬局における、
1、構造的、機能的及び経済的な独立性、
2、医療機関の敷地内薬局を開設する際の公募等における要件、
3、土地・建物の賃貸借料等を踏まえた双方の関係性、
その他、中医協で引き続き検討する。」

◾️改定案

・直近 3月に処方箋を交付した回数が一定以上である保険医療機関が、
別表第三調剤報酬点数表区分番号00調剤基本料に掲げる
特別調剤基本料Aを算定する薬局であって、当該保険医療機関 から
集中的に処方箋を受け付けているものと不動産取引等その他の特別の関係を有する場合は、
1、2又は3の所定点数に代えて、それぞれ●●点、●● 点又は●●点を算定する。

とのことです。

【所感】

1日あたり外来患者数が250人程度で、院外処方率が90%を超える医療機関であれば、
あっという間に4000人を超えます。

同一敷地内薬局をどのように検討・協議されるのか、
どの程度の評価の下げ幅にするのか、
敷地内薬局を抱える医療機関にとってもたいへん興味深い内容です。

かかりつけ医を推進する中で、敷地内薬局はかかりつけ薬局にもなり得る存在だと思いますので、
何でもかんでも一緒くたに引き下げることだけは避けていただきたい、と願うばかりです。
上記次第で、院内薬局への逆誘導も必要になるかもしれません。

どのように転ぶか、注視したいと思います。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の記述試験は突破、次は口述試験。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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