【理論と実践】介護老人福祉施設、グループホーム、小規模多機能居宅介護(介護福祉経営士テキストを通して)

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令和6年4月13日 医療・介護経営の理論と実践 2162号

■介護老人福祉施設、グループホーム、小規模多機能居宅介護(介護福祉経営士テキストを通して)

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

【はじめに】

令和6年度の診療報酬・介護報酬改定対応に奔走されている医療機関が多いことでしょう。
私もその一人です。

・急性期の厳格化と高齢者救急医療の受け入れ態勢の整備
・基本診療に対する賃上げ分の上乗せ
・負担軽減や連携を促進する取り組み・DX化の評価
・感染対策の労力を補填する加算
・生活や食事を支え、改善するための多職種の協働、地域との連携

を推進するために、新規点数の設定、既存点数の是正が加わったと感じます。

森(全体)を見て、木(個別項目)を見ていく必要があります。

【本日の項目】

介護福祉経営について学習しています。

最近は、介護福祉経営士テキスト基礎編2ー2(第3版)
「介護報酬制度/介護報酬請求事務」を参考書に使っています。

( 最新版は、第4版です。以下のURLが最新版の購入画面です。
https://www.jmpshop.jp/products/detail/2139
「介護福祉経営士テキスト」で検索してください。 )

その学習の目標として、介護福祉経営士2級試験を考えています。
網羅的に学べるのがこういった試験・テキストの良いところです。

今回は、「介護老人福祉施設、グループホーム、小規模多機能居宅介護」について、学習できました。
私自身の理解が混ざりますので、正確な内容を確認したい方は、テキストをご購入ください。

【本日の項目】

1、介護老人福祉施設(特養)

・介護老人福祉施設とは?

介護老人福祉施設と言われて、ピンと来ない方も多いと思います。
別名、「特養」と言われます。
そちらの方が認識がある方もいるのではないでしょうか。

介護老人福祉施設は、基本的に、「要介護3以上」の利用者が対象です。

・基本報酬

介護福祉施設サービス費として、個室や多床室に分類されています。
老健と同じようにユニット型もあります。
経過的小規模介護福祉施設サービス費というのもありますね。

ユニット型(部屋のグループ+共同生活エリア)の方が単位が高いです。
共同生活エリアがある分、よりサービス性が高いということが言えそうです。

・加算

老健と同じように様々な加算があります。
日常生活継続支援、看護体制加算など、特養ならでは(?)の加算や、
生活機能や認知症に関わる点は、老健と共通します。

また、常勤医師の配置加算は特徴的ですし、
障害者生活支援、栄養マネジメント、経口、低栄養リスク改善、 口腔機能、
療養食加算などもありますね。

最近の傾向を見て、診療報酬の点数、介護報酬の加算、
両方に共通するものとして、認知症ケアに関わることは多いでしょう。

気になったのが、特養においても、在宅支援、在宅入所の相互利用など、
在宅へ戻るといったことが評価されている点が印象的です。

2、グループホーム

・グループホームとは?

グループホームとは、認知症高齢者のための介護施設です。
認知症対応型共同生活介護施設とも言われ、要支援2以上の認定を受けた方が対象です。

・加算

グループホームにも加算があります。
夜間支援体制や認知症に関わることや、看取りもあります。
そして、グループホームは認知症を受け入れることがメインですので、
認知症に関わる加算が多く見られるのが特徴的です。

3、小規模多機能居宅介護

・小規模多機能居宅介護とは?

小規模多機能居宅介護とは、その名の通り、多機能です。
通い(デイケア)、訪問介護、泊まり(ショートステイ)を組み合わせて、在宅生活を支援する施設です。

介護報酬は、1ヵ月間の期間で、それぞれ所定単位を算定します。
包括的なサービスで、サブスクリプションといっても良いと思います。

基本報酬とは別に、短期利用居宅介護というのもありますね。
緊急やむを得ない場合など一定要件を満たした場合に、登録者以外の短期利用を可能とするものです。

・加算

初期加算や認知症加算、 認知症の利用者受け入れ、
看護職員の配置、看取り、連携などの加算もありますね。

また、訪問体制の加算がある点は、多機能ならではの加算と感じます。
総合マネジメント体制強化、生活機能向上など様々です。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/  (講座)
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この記事を書いたのは、こんな人。

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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の2次試験は突破、次は登録。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。