【理論と実践】介護サービス事業(定期巡回・随時・夜間対応、認知症対応、小多機・看多機、共生型)(介護福祉経営士テキストを通して)

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令和6年5月29日 医療・介護経営の理論と実践 2208号

■介護サービス事業(定期巡回・随時・夜間対応、認知症対応、小多機・看多機、共生型)(介護福祉経営士テキストを通して)

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

【はじめに】

令和6年度の診療報酬・介護報酬改定対応に奔走されている医療機関が多いことでしょう。
私もその一人です。

・急性期の厳格化と高齢者救急医療の受け入れ態勢の整備
・基本診療に対する賃上げ分の上乗せ
・負担軽減や連携を促進する取り組み・DX化の評価
・感染対策の労力を補填する加算
・生活や食事を支え、改善するための多職種の協働、地域との連携

を推進するために、新規点数の設定、既存点数の是正が加わったと感じます。

森(全体)を見て、木(個別項目)を見ていく必要があります。

【理由・参考書】

医療介護連携が重要視されていますので、介護福祉経営について大枠を学習しています。

最近は、介護福祉経営士テキスト基礎編1ー4(第3版)
「介護福祉の仕組み」を参考書に使っています。

( テキストは以下からどうぞ。(最新版は第4版です)
https://www.jmpshop.jp/products/detail/2138
「介護福祉経営士テキスト JMIP」で検索してください。 ))

学習目標として、介護福祉経営士2級の受験を考えています。
こういった試験・テキストの良いところは知識や体系を網羅的に学べることです。
私自身の理解や補足確認した内容などが混ざりますので、
詳細や正確な内容を確認したい方は、テキストをご購入ください。

【本日の内容】

今回は、「介護サービス事業(定期巡回・随時・夜間対応、認知症対応、小多機・看多機、共生型)」について、学習しました。

1、定期巡回・随時対応型訪問介護看護

2パターンありますね。

1)訪問看護を一体的に行う場合

定期巡回訪問、または、随時通報を受け利用者の居宅を介護福祉士等が訪問し、
入浴・排せつ・食事等の介護、調理・洗濯・掃除等の家事等を行うとともに、
看護師等による療養上の世話や診療の補助を行います。

2)他の訪問看護事業所と連携し訪問看護を行う場合

定期巡回訪問、または、随時通報を受け訪問看護事業所と連携しつつ、
利用者(要介護者)の居宅を介護福祉士等が訪問し、入浴・排せつ・食事等の介護、
調理・洗濯・掃除等の家事等を行います。

2、夜間対応型訪問介護

夜間において、定期巡回訪問、または、随時通報を受け利用者の居宅を訪問介護員等が訪問し、
入浴・排せつ・食事等の介護等の提供を行います。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護との違いは看護師の関わりの有無ですね。

3、認知症対応型通所介護、介護予防認知症対応型通所介護

認知症(急性を除く)の高齢者に対して、必要な日常生活上の世話及び機能訓練を行い、
高齢者の社会的孤立感の解消及び心身の機能の維持、
並びにその家族の身体的及び精神的負担の軽減を図ることを目的として行います。

4、小規模多機能居宅介護、介護予防小規模多機能居宅介護

利用者の心身の状況や置かれている環境に応じて、
利用者の選択に基づき、居宅に訪問し、または拠点に通わせ、もしくは拠点に短期間宿泊させ、
入浴・排せつ・食事等の介護、調理・洗濯・掃除等の家事等や機能訓練を行います。

5、看護小規模多機能居宅介護

看護と介護を一体的に提供するサービスです。
「訪問看護」と「小規模多機能型居宅介護」を組み合わせたサービスで、
「通い」、「泊まり」、「訪問介護」、「訪問看護」サービスを提供します。

6、認知症対応型共同生活介護、介護予防認知症対応型共同生活介護

認知症グループホームです。
認知症(急性を除く)の高齢者に対して、共同生活住居で、
家庭的な環境と地域住民との交流の下、入浴・排せ つ・食事等の介護などの
日常生活上の世話と機能訓練を行い、能力に応じ自立した日常生活を営めるようにします。

認知症対応型通所介護との違いは、居宅からの通所か、共同生活をするか、ですね。

7、共生型サービス

・介護保険サービス事業所が、障害福祉サービスを提供しやすくする
・障害福祉サービス事業所が、介護保険サービスを提供しやすくする
ことを目的とした指定手続きの特例として、平成30年に設けられた制度です。

この特例を活用し、同一事業所において、介護保険サービスと障害福祉サービスの両方を提供することで、
・障害者が65歳以上になっても、同一事業所を継続利用できるようになる。
・高齢者・障害児者とも、利用できる事業所の選択肢が増える。
・「介護」や「障害」といった枠組みにとらわれず、多様化・複雑化している福祉ニーズに臨機応変に対応することができる。
・地域共生社会を推進するためのきっかけとなる。
・人口減少社会にあっても、地域の実情に応じたサービス提供体制整備や人材確保を行うことができる。
といったように、各地域で発生している課題の解決や掲げている目標の達成の一助となることが期待されています。

8、所感

タイトルはテキストを参考にしましたが、内容は、概ね厚生労働省の資料の抜粋です。

様々な環境、状態の違いに合わせて、サービスが考えられています。
これらの社会資源が、地域にどの程度あるのか、改めて確認することで、地域との連携はより進むのではないでしょうか。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/  (講座)
https://healthcare-mgt.com/article/iryo/jmp_consulting01/  (紹介)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の2次試験は突破、次は登録。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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