【1101】事務長は病院とスタッフを守る矛でもあり、盾でもある(中小病院事務長塾)
日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。
今日は、
「中小病院事務長塾」(加藤隆之さん・池田幸一さん)
より、内容を紹介しつつ、学びをシェアします(^_^)
2回に分けてのご紹介で、今日は後半です。
ちなみに、著者の池田さんとは面識がありますが、
見聞きしてきた内容と、本の内容が合致し、迫ってくるものがありました。
【個人的要約】
・事務長の役割、マターを知ること。
そして、その覚悟と実行力が求められる。
【個人的3つのアクションポイント】
・悪役になる覚悟を持つ。
・コンセプトを大事にする。
・現場を巻き込み、交渉、調整していく。
まずは、ここまで。
役割を演じる、ということが大事だと思うんですよね。
事務長、部長、課長、主任、副主任というレッテルが貼られたとしても、
同じ人間です。
違うのは、役割、ですよね。
単なる役割であり、そこに人間としての上下関係はありません。
組織の目的を果たす役割をそれぞれが演じているだけです。
向き不向きもありますが、
一点、病院が共通して持つべき目的を共有できているか、
そのために必要な役割は何か、を明確にし、共有することが大事でしょう。
以下は、個人的3つのアクションポイント含めて、大事と感じた内容です。
【個人的重要トピック】
・業務は整理しなければ一方的に増える。
効率化やマニュアル化は必須。
パートで対応できるぐらいに落とし込む。
・採用で応募をかける際は具体的な人物像をイメージすること。
例えば、子供がいるパートであれば、子供を保育園に送って、
夕方はスーパーに行って買い物、など。
であれば、9時半から16時の間であれば応募が多いかもしれない、など。
・価格交渉は、トップ30から取り組む。
その際、現場のスタッフをどれだけ巻き込めるかが大事。
必要な時は、喧嘩を売れ、喧嘩を買え、そんな覚悟を常に持つ。
病院の利益を守るという立場。
また、現場と業者は関係性を大事にする必要もあるから、
時々、事務長が厳しく関わるのが良い。
・医療過誤。
話し合いの場で事務長が判断できるものではない。
まずは話を徹底して聞く。不愉快な気持ちにさせてしまったことを詫びる。
そして、担当医師をフォローする。
・未収金。
誰かが悪役にならないと回収できない。これも事務長マターである。
・医療提供体制。
今までの医療提供体制は、いつでもどこでも平等。
これからの医療提供体制は、少ない医療資源で、より多くの患者を診る、
という状況に変わってきている。
医療費削減の制度として、DPC、または地域包括ケアシステムの推進。
・コンセプト、戦略。
病院単体ではなく、医療法人体全体で黒字化を目指す。
患者の流れを作る。連携することが大事。
戦略よりもコンセプトが大事である。
中小病院が生き残る戦略は単価を上げるか、コストを下げるか。
手術を行っている病院であれば、単価の高いオペで在院日数が短いもの、
単価は普通でも在院日数が極端に短いものに焦点を当ててみる。
以上です。具体的な内容が多いです。
あるある事例ですね。
そして、事務長の一つの形として鬼気迫るものがありました。
体験、経験から来る、攻撃者への対応、トラブルとの向き合い方、
スタッフを支える、味方になる、という心構え、行動など、
共感できる事例ばかりでした。
詳しくは、ぜひ中身をご覧頂きたい、と思います。
以上です。では、また明日(^_^)v
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