【1102】予実管理は、コクピットの計器(予算管理ガイドブック 1回目)

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

今日からしばらく「予算管理ガイドブック(芳野剛志さん」のご紹介!

最近読んでいる予算管理関係の本の3冊目ですね。
数回に分けて勉強していきたいと思います。

【個人的要約】

・大きな組織とはジェット機のようなもの。
大きな組織ほど、コクピットの計器無し(見える化していない状態)での操縦
リスクが大きい、困難である。

組織が徐々に大きくなっていくと、小さい組織でいた頃の仕事のやり方が
いつまで経っても抜けないことがあるように思います。

手遅れになる前に、体制を整えること、
経営の舵取り、状況把握をできるようにすることは必須ですね!

【個人的3つのアクションポイント】

・PDPD(plan do plan do)にならないように当初の計画に戻る。
 アクションが当初に戻らず、新しい手を打っていることが多々ある。
・計画と数値目標を紐付けないとPDCAにならない。
・月次の実績集計から差異分析、改善、フォローアップを繰り返す。

PDPDは、耳に痛いですね。
あっちこっちと色々と試して、そういえば、あれどうなった?みたいなことが
頻発しているように思います。

最終的な評価をせずに、その時に重要と考えたことを行ない、
いつの間にか風化している。

なぜ、そうなるのか考えると、書いてある通り、計画と数値目標が紐付いていないから
でしょう。だから、PDCAにならない。

結果を見て、うまくいったのか、そうでないのか。
そうでないのであれば、何が問題か、課題かを見定めて改善していくプロセスが
必要ですね。

ポイント

【個人的重要トピック】

・大きな環境変化が起きる前提で計画を立てる。
どうせ変化が起きるからといって計画を立てなくても良い、という訳ではない。

戦略通りに行っているか。常にモニタリングし、軌道修正する。

・予算編成のタイミング
人員が新しくなった年度初期に集中して行うところもある。

・予算管理は短期的な思考を助長する性質もあるので注意する。
協業、コラボの推進。

中期経営計画こそ予算が基づくべき直接の前提である。
重点政策と予算が反映されていなければ形は変わらない。

・各種予算の調整の時間は果たして無駄か。
目的は目標達成に必要な行動は何か、という調整であるから、一概に無駄とも言えない。

月次の差異、そして累積の差異を確認していく。
 大きい差異は原因を分析し、対策を明示する。
よくありがちなのは、前月までの対応策をフォローアップせずに言いっ放しになること。

・重要なことは、その事業の売上高を決定する要因が何か、を徹底的に考えること。

・販売予測では上級管理者、デルファイ法、時系列分析法、統計的手法などがある。

・高めの目標予算、本当の予算を作る場合もある。
2つ作成することは手間ではあるが、社員のモチベーションと
事業の推進力を重視する、という点で有効。

上記をまとめると、
「計画を立てる、数値を紐付ける、調整を通して目標達成に必要な行動を決める、
差異を確認し、フォロー改善を加える」といったところでしょう。

予算を立てるタイミングについて、あえての4月から短期間で行なうことも
選択肢としてある、など、「なるほど!」と思います。

その他、結構、やりがちな失敗事例、注意しておきたいことも多々書かれてあります。

この本での予実管理の学びの紹介は、6回前後になるだろう、と思います。

今回は以上です。では、また明日(^_^)v

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