【1440】ガンの地域連携クリニカルパス構築の難しさ
~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~
中神勇輝です!
1440日目。「病院経営の理論と実践塾」より、日々の学びや気づきをお知らせします(^_^)
しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。
今日のテーマは「ガンの地域連携クリニカルパス」について。
クリニカルパスとは、治療の工程表であり、1人の患者さんや疾患に対して、医師や看護師など、多職種が関わるツールです。
そのクリニカルパスには、ガン患者のための「地域」との連携パスもあります。
診療報酬でも点数が設定されていますね。
大枠は、「ガン治療の拠点病院から、地域の医療機関に紹介する」という枠組みです。
まず、拠点病院で、外科手術を行います。
手術を終え、経過を見るのは、地域の内科の医師です。
1人の患者に対して、かかりつけ医と専門医が2人で主治医となり、安心、安全、早期発見、対応ができる、そんな仕組みです。
ただ、構築する際に、治療に誤差が起きるケースがあります。
それは、なぜでしょうか?
外科医師と内科医師で診療科が異なるため、です。
・拠点病院の治療が専門的すぎて地域の医療機関で対応できない。
・外科医が作成したクリニカルパスを、内科医が評価しにくいため、治療方針に誤差が出る。
など、そういった点でが地域連携クリニカルパスを構築しにくい、というケースも発生します。
では、どうするか?
大枠では、治療方針の理由を言語化したり、患者情報の共有の仕組みを作ったり、地道なコミュニケーションに尽きるんだろうな、と思います。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)