【理論と実践】仕事の言語化:組織の効率化への第一歩
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令和7年3月10日 医療・介護経営の理論と実践 2493号
■仕事の言語化:組織の効率化への第一歩
中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。
私たちは日々、さまざまな業務に追われていますよ。
個人として担当している仕事、部署全体が担う責任、
そして組織全体の目標達成に向けた取り組み。いろいろです。
これらすべてを効率的に機能させるためには、
まず組織の目標、各自の業務を「言語化」という作業が不可欠です。
■業務の見える化がもたらすメリット
「自分の仕事を明確に説明できますか?」
「あなたの部署が担っている業務範囲を正確に把握していますか?」
多くの組織では、これらが曖昧なまま日々の業務が進められています。
業務を言語化することで得られるメリットは大きく、
それは、単なる「業務の整理」ではなく、組織全体の構造を見直す契機となるのです。
■業務の重複と不足を見極める
業務を言語化すると、組織内での「重複」と「不足」が浮かび上がってきます。
・複数の部署が似たような業務を担当している
・本来誰かが担うべき業務が抜け落ちている
・リソースの偏りが生じている
これらの課題は、言語化によって初めて明確になります。
MECE(漏れなく、重複なく)の原則に基づいた業務分担を実現するためには、
まず現状を正確に把握することが出発点となります。
■最適な組織構造を考える
業務の言語化が進むと、次の疑問が生まれます。
「この業務体制を効率的に運用するために、どのような組織構造が最適なのか?」
従来型の部署制が適しているのか
プロジェクトチーム制の方が効果的なのか
マトリックス組織が必要なのか
法人全体の目的達成を見据えながら、最適な組織形態を検討する必要があります。
そして、不足している機能や人材を明確にし、
計画的に補充していくことが組織の持続的な成長につながります。
■まとめ:言語化から始める組織改革
業務の言語化は、単なる作業ではなく、組織全体を見直す貴重な機会です。
お互いの業務領域を理解し、全体像を把握することで、
より効率的で、目的達成に直結した組織作りが可能になります。
効果的な組織改革への第一歩を踏み出すために、
まずは、自分の仕事から言語化してみる。
そして、部署の業務、組織全体の目標へと視野を広げていきましょう。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/ (講座)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。