【理論と実践】部分最適から全体最適へ——法人が「役割」を定義する意味

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令和8年3月31日 医療・介護経営の理論と実践 2877号

■部分最適から全体最適へ——法人が「役割」を定義する意味

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おはようございます。中神です。

各部署の「役割」を、法人として定義できているでしょうか。

各部署が自分たちの役割を設定し、果たすことは、素晴らしいことです。
これらが、部分最適として機能している間は問題ありません。

しかし、全体最適という視点、組織全体の課題解決を見据えた時に、
法人全体として、その部署に「どのような役割を果たして欲しいのか」を
再定義する必要がある場合もあります。

法人として果たして欲しい役割を言語化し、
その役割を部署が果たす体制づくりが大事です。

「自主性に任せている」だけでなく、
「方向性が示した上で取り組む必要がある」ということです。

■役割は「動詞」と「数値」で語る

役割を定義するとき、重要なのは「動詞」で、
かつ数値化できる言葉で表現することです。

例えば、「新入院患者を増やす」のように、
達成を測れる形にして初めて、組織の行動が揃います。

抽象的な役割定義では、各部署がそれぞれの解釈で動くことになり、
全体としての力が分散してしまいます。
明確な言葉で役割を描くことが、組織を同じ方向へ向かわせる第一歩です。

■人にしかできないことに、人を集中させる

「課題解決型の組織」として、各部署が何をすべきかを明確にすること。

今後、定型業務や分析はRPAやAIに委ね、
人にしかできない思考・判断・対話に集中していく。

そのためにも、法人として各部署に期待する役割を言語化し、
共有することが欠かせません。

役割の再定義は、単なる組織論ではなく、
これからの医療経営を支える土台になると考えています。

そんな組織づくりを、真剣に考える時期に来ている、と思います。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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