【1014】コーチング ~相手のために、話を聞く、相手が目標を明確にし、行動を起こすきっかけ作りをする~

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

日曜日です。だいぶ暖かくなってきましたね。

本日は、「瞬読」を意識して、コーチングに関する本を読みました。

コーチング。仕事をする上で、人との関係性を良くするのはとても大事です。もちろん家族とも。

そこで、信頼関係を築き、相手の良いところを引き出し、
組織として強くなっていくためにできることは何だろうか、考えたいと思います。

「瞬読」の練習がてら、こちらの本を読みました。

「新 コーチングが人を生かす」(鈴木義幸)

簡単にまとめると(個人的なまとめです)、

「相手のために、話を聞く、相手が目標を明確にし、行動を起こすきっかけ作りをする」ですね。

では、早速、中身に入ります(^-^)

ゴール

1、相手の良いところを引き出す

コーチングは、「引き出す」のが目的ではありますが、
引き出すだけではなく、「一緒に考える」ということが非常に印象に残りましたね。

問いかける、だけではなく、相手のために、自分も対話に参加する、と言うのでしょうか。

少し脱線しますが、大事と感じたのは、コーチングの基本は、「相手のために」ということですね。
こちらの都合の良いように使えるようにしてやろう、なんてことを思っていたら、
ダメ、ということですね。

話を戻します。

一方的に聞かれるよりも、よりインスピレーションが生まれて、
「引き出す」以上のものが生まれてくるのではないでしょうか。

2、WHYではなく、WHAT

次に、「なぜできたのか、なぜできなかったのか」という理由(WHY)を聞く場合、
相手を追い詰めるような形の質問になってしまうこともありますが、

できたのであれば、「何が良かったのか、できなかったのであれば何が悪かったのか」、
という要素(WHAT)にフォーカスを当てる、というところも印象に残りましたね。

なぜ、という言葉は、状況によっては、相手にとっては強く当たってしまう時もあります。
責められている、というように受け取られかねません。

望んでいない結果があったときに、具体的には何が問題だったのか、と聞くことで、
そのプロセスや行動にフォーカスしているような感じがしますね。

コーチングとは、つまるところ、相手に行動を促す、ということが第一目的ですから、
その対話の結果、何かの行動につながれば、それで良いです。

結果を出すには、行動が必要です。何の行動ができなかったのか、ということに
フォーカスすることで次につながりそうですね。

3、メタ認知

相手が何かに行き詰まっている時、どうしますか。

ヒントとして、少し上の視点から、自分の行動を振り返ってみてもらう、というのが良いですね。

客観的に、ちょうど、第三者が空から自分を見ているかのような感覚ですね。
幽体離脱、といっても良いでしょう。「自分が、自分が・・・」という視点に陥っていると、
どうしても視野が狭くなります。

少し離れて見ようとすることで、冷静に、より正確な自己判断ができますね。

これは思考の訓練ともいえます。

もし相手の立場だったらどう思うか、テレビのコメンテーターだったらどう言いそうか、
あの上司ならどう判断しそうか、尊敬するあの人なら・・・と視点を変えることで、
思考の新たな発見があるのではないでしょうか。

4、相手に興味を示す。関心を持つ。

挨拶をする。調子を聞く。変化に気づく。

これはちょっと意識を変えるだけでできることです。

「私は、変化になかなか気づくことができないから、できないです」と思う人もあるかもしれません。
しかし、それは、やろうとしていないだけで、それが大事!と思えば、やるはずです。

する気が無いだけですよね。

やるかやらないか。意識するかしないか。

相手は、「自分に関心を持ってもらえている」と思うから、心を開き、自分の思いを口にします。
もし普段の会話がないのに、相手が自分の気持ちを素直に言うでしょうか。

信頼関係がなければ、言いません。

コミュニケーションの積み重ねがコーチングにつながっていきますから、
その時だけ、相手の思いを引き出す、というのは無理です。

コンタクトをとっていきましょう。

5、目標の具体化

目標を立てるのは大事です。

大事ですが、具体的なものになっているでしょうか。

自分自身もそうですし、他人に対してもそうですが、
言っている目標が、イメージばかりで、曖昧な状態だな、と思うことはないでしょうか。

そんな時は、

「どうしたら達成できると思うか、何が障害になっているのか、
目標を達成した結果、どんな心の状態になっていると思うか」

など、目標について深掘りしていくことが良いです。

ぼんやりした目標を具体化していく。

それは、意識的なものか、行動なのか、環境なのか、
何を変えれば、その目標に到達することができるのか、を深堀りしましょう。

突き詰めていくことで、目標に至るうえで足りないものが見えていきます。

自分自身にも、相手に対しても、何か目標を考えたり、言ってきた時に、
どうしたらできると思うか、何が障害か、聞いてみてあげましょう。

6、理想の人物像を思い浮かべる

最後です。

自分自身が理想の人間になったら、どんな行動をするか、イメージする。
私たちが普段している仕事について、思い描く理想の人(現実に理想としている人)なら、
どのように行動するか、ありたい姿が思い浮かべてみましょう。

コーチングを受けるとします。
もし自分がされたらどんな風にしてくれたら、嬉しいだろうか。
どんな切り口で話をするだろうか。どんな話し方をするだろうか。

仕事をするとします。
どんな仕事をするだろうか。どんなパソコン業務をするだろうか。
どんな会合の運営をするだろうか。

クレーム処理をするとします。
相手の話をしっかり聞いて、お互いにとってより良い結果に結びつけている人がいるとします。
どう対応しているか。
相手の話を聞いて、思いを引き出して、相手は落ち着かれて、満足しているとすれば、
真似できそうか。

と、質問をなげかけてみると、気づくこともあります。
学ぼうとするから、質問が想起され、アンテナが高くなります。

そういったように見習うべき人、理想の人、あこがれている人がする行動は何か。

その理想を知るからこそ、考えるからこそ、理想の行動と自分の行動の差を具体的に
知ることができるし、改善し、成長していくことができます。
具体的であればあるほど、その目標に近づくイメージも強く持てるはずです。

理想と現実の差を埋めるのは、課題認識と、その行動だけです。

相手のために、行動を促すこと、そういった意識、関わりをもつことが、結果として、
個人はもちろん、全体の成長につながっていくのではないでしょうか。

今回、取り上げた内容以外にも良いことがたくさん書かれていました。
内容のうち、全部が全部を実行することは難しくても、日々の生活の中で、
ちょっとした何かを変えることで、365日後の人生は大きく変わっているのではないでしょうか。

改善し、成長した1年後を思い浮かべましょう。

ベイビーステップ

では、本日はここまで。

明日から、また医療介護系に戻ります。医療経営士のテキストや、
医事業務、病院羅針盤などの雑誌系の内容を中心に進めてまいります。

お楽しみに(^-^)v

◇過去の内容、記事はこちらから是非(^-^)

https://wakuwaku-kokoro.net/

◇メルマガ登録はこちらから(^-^)

https://www.mag2.com/m/0001682907.html

◇試験勉強、読書を通しての学び(学習方法、マインド、趣味の家庭菜園)を電子書籍にしました。
よければどうぞ。Kindle Unlimitedで読めます(^-^)

https://www.amazon.co.jp/%25E4%25B8%25AD%25E7%25A5%259E%25E3%2580%2580%25E5%258B%2587%25E8%25BC%259D/e/B08372SCJ5%3Fref=dbs_a_mng_rwt_scns_share