【1206】(読後所感)プロファシリテーターのどんな話もまとまる技術(田村洋一さん)」(1)
日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。
良い会議とは、良い会議の進め方とは、ということについて考えてみています。
そもそも会議には、どのような種類があるでしょうか?
・情報共有
・営業等の進捗確認
・問題発見解決
・意思決定
・報告・説明会
会社で働いていれば(地域の集まりでもあります)、何かしらの会議がありますよね。
参加した会議で、いまいち消化不良だったなぁ、と思う会議もあります。
逆に司会者として開催したが、なかなかうまくできなかった、ということもあります。
参加者、また、ファシリテーターの立場で、良い会議とは何か、
ということについて考えてみたいと思います。
今回、紹介する本はこちらです。(最近では、4冊目です)
「プロファシリテーターのどんな話もまとまる技術(田村洋一さん」です。
【全体を通して個人的まとめ】
目的(言い換えるとビジョン)があっての手段、問題解決である。
問題解決ありきで動くと、どこに向かっているのか、迷子になってしまう。
望ましいものに近づこうとすることが大事である。
【全体を通して3つのポイント】
ビジョンを作る、そして共有する。すべきことはビジョンから展望する。
ステークホルダーを書き出す。
他者に興味を持つ、という技をマスターする。
【ファシリテーションの3つの役割】
・ゆるめる(明らめる)
・伸ばす
・縮める
なぜするのか、という目的があって、そこからどうするかを考えることが大事。
そのためには思いっきりネジを外してみることも良い。
頭のスイッチに切り替えるトレーニングとなる。
自分の持っている能力、つまり宝を棚卸しし、客観的に見てみよう。
能力や、スキル、魅力など、他人ならどう活用するだろうか喜んでくれるだろうか、と見てみる。
【ほどよい緊張構造を作る】
ビジョンが大事ということは明らかだが、そのビジョンと現実の間にあるものが緊張。
私たちが歩くのは何かに近づくため、つまり目的地に近づくため。
未来創造のため。
問題解決ばかりに終始するとは、
目的地がなく、1つの問題を解決したら、また別の問題、別の問題を解決したら、
また次の問題といったように、どこに向かっているか分からなくなっている状態。
ビジョンが大事ということだが、
ビジョンを作り出すという工程が大事。
ビジョンから展望するからこそ、チャンスやエネルギーが湧いてくる。
【ビジョンを描く】
描くための材料出し
そもそも何の話かを中心に置く
どこで
いつからいつまで
誰と誰が
何のために
どんなふうに
どんなスキル
「何の話か」を中心に置き、放射線状に広げ。思いつくことを書いていく。
知っていること、わかっていることを書いていく。
この作業によって、知らないこと、わからないことがハッキリしてくる。
最初は5分でも10分でも良い。
ビジョンを具体的なイメージとして記述し、言葉で記録していく。
逆に、努力、手段という「どうやってやるか」、「どうやったらできるか」については
置き換えが可能。
ビジョンを持ち続ける、共有し続けることが大事。
【個人を相手にする】
組織といっても結局、個人。
個人を選んで相手にすることが大事。
ステークホルダーの書き出し。
責任チャートと言って、4つの視点で、ステークホルダーにしてもらうことを決める。
アスク 相談相手
インフォーム 報告相手
ドゥー 実行をお願いする相手
シー 結果を見届ける相手
【チームで取り組む】
チームが成果を出すモデルについて。
タックスマンモデルという。
形式的な状態から、
嵐が起きる、荒れる時が来る
その嵐が落ち着いてくる
そして、成果にたどり着く、という成長過程のこと。
このような過程があると知っておくだけでも違う。
【自分ごとにケリをつける】
プロフェッショナルな意識を持つ。
相手を中心にしているかどうかが大事。
相手の最大の心配事は何か、問題にしている事は何か、
を考えることで信頼につながる。
素朴な質問、単純な質問は意外とインパクトがある。
傾聴のトライアングル
聞く リッスン
訊く アスク
思う シンク
以上です。今回は、箇条書きテイストでした。明日も同じ本を紹介いたします!
では、また明日(^_^)v
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。