【1190】新しいコミュニティーの再生

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

職場で「社会情勢と今後医療に求められるもの」というテーマで勉強会の講師依頼がありました。
そこで話した内容をシェアします。

目次は下記の通りです。今回は、「新しいコミュニティーの再生」について。

【目次】

・外部環境

コロナ禍による医療介護ニーズの変化の前倒し
地域包括ケアシステムの5つの要素
家族の解体と地域の解体
人口変化による2025年、2040年問題
ヒト不足とカネ不足
介護業界を支えるヒト不足
ヒト不足を補うDX、ICT化、AIの推進で、効率化、生産性向上が求められる
高齢化社会と介護保険
ダブルケアラーとヤングケアラー
人口減少に伴う外来の体制検討
自助の促進
情報発信と運動指導の両輪
本来業務で対応しきれない部分を多角的にカバーする

・課題

医療機関のステークホルダーとの関係性構築
巨艦型の大病院ではできないケアミックス型病院の役割
在宅を守る医療と介護の役割
少子高齢化、生産性向上、採用力向上への対応
院内外の多職種連携、他機関との連携
新しいコミュニティーの再生
選ばれる病院とは
あれもこれも、でなく、あれかこれか
外部環境の変化、内部環境を踏まえて何をするか、何に特化するか

【内容】

今回は、コミュニティー、ということについて考えてみたいと思います。

地域包括ケアシステムを考えるにあたってコミュニティーの存在は大事な要素ですね。

医療機関や介護の事業者があっても、できる範囲は限られています。
また、自助といっても同じく限界があります。

そこで、コミュニティー、地域とのつながりが注目されます。
時代が変われば、地域の形も変わってきます。
その地域のつながりは、以前に比べると弱くなっているでしょう。
人の移動、人口の変化など、いろいろな要素が重なり、コミュニティーの形が変わっています。

その中で、新たな形のコミュニティーを作っていく、再生していく、
という視点が重要、と言われます。

公共施設での行事、住民の公民館の活用、保育園の子供と地域の年配の方との交流など、
いろいろあります。高齢者施設と近所の小学校の生徒とのふれあいの場もあったりします。

核家族も多いですから、そんな機会も大事です。

以前、ある雑誌で、病院の新築により、使わなくなった施設を地域に開放し、
公民館的に使っている、という事例も紹介されてました。
予約の仕組みを作り、薬膳料理といった昼食も提供され、
地域の方々が集まる場を提供していました。

そういった場を提供するのが市町村ではなく、医療機関が行って良いですし、
その取り組みが結果的に、地域から愛され、地域密着型病院として地域に欠かせない
存在になっていくきっかけとなっていました。

取り組める活動は、市町村、その地域の医療機関、介護施設、人口構成などによって変わります。
その地域で起きるであろう課題を見定め、その解決策の一つとして、
コミュニティーの再生、場の構築を検討する。

どのような取り組みをするのが良いのかを考える場合に、
その地域の行政の取り組みに着目することで、着想を得られます。
取り組みを知り、連携できることがないかを考え、役割を分担することで、
コミュニティーの再生に貢献していけるのではないでしょうか。

そのための情報収集と実行力、とても重要ですね。

会議

では、また明日(^_^)v

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