【1191】オンライン診療の未来(病院羅針盤20210801.15)

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

今日は、雑誌「病院羅針盤」で特集されていた「オンライン診療」の内容です。

病院羅針盤

色々な業界でWEBでのやりとりが増えています。
医療機関でも徐々にオンライン診療が導入、施設基準の届け出も行われているようですが、
まだまだ導入率が低いようです。

クリニックでは導入しているところが多いように感じますが、
特に、病院では、あまり導入が進んでいないように思います。

ただ、オンライン、WEB上のやりとりは間違いなく増えていくでしょうから、
集めておきたい情報ですね。

雑誌では、オンライン診療の課題、今後について書かれていました。

課題は、(これまでの議論にも上がっているように)

・対面診療とオンライン診療では得られる患者情報が限られること
・診療報酬が低く設定されており、医療機関側のインセンティブが低いこと
・オンライン診療を行うために研修が義務付けられていること

など、様々なハードルも高く、推進が進んでいないのが実態ですね。

その状況下でも、オンライン診療のアプリを開発・運用している会社は多くあり、
複数紹介されてました。私も2社ほど関わりがあります。
上記の通り、オンライン診療用のアプリは多く開発されていますが、
病院職員の立場で、導入・運用の手間を考えると、なかなか厳しいです。

患者にアプリを登録してもらい、病院は診療を行う。

これだけ聞くと、そこまで手間でもないように思いますが、見えにくい部分で手間が多いです。

例えば、請求事務。
診療行為をレセコンで入力し、アプリに金額等を登録する。
レセコンから請求書を作成し、患者宅宛てに送る。
入金のタイミングが異なるため、経理課とのやりとりに一手間増える、など。

これだけ聞いても手間です。

クリニックなど、運用の仕組みがシンプルな場合は、
そこまで複雑さはないかもしれませんが、
色々な診療科、部署が関わる場合は、面倒なことが多いです。

自宅、または遠くにいながら診療を受けられる、時間に融通がきくなどのメリットはあります。
ただ、それ以外の手間、人的コストの割に診療報酬が低いなど、
医療機関側からすると、なかなか導入のモチベーションが上がりません。

会議

といったように、保険診療において、特に報酬面(費用対効果)でメリットを
感じられなくても、自由診療体では有効な部分があります。

雑誌では、セカンドオピニオンをオンラインで行っている東大病院の事例が紹介されていました。
それこそ、各都道府県から希望があるでしょうから、とても有効だと思います。
(私が所属する病院でも、自由診療のオンライン診療を行っています。)

現状、遠方の人が県をまたいで受診するのはコロナ禍において難しいです(躊躇します)。
しかし、オンライン診療であればそういった問題もありませんし、
移動の時間や交通費も節約することができます。
患者にとっても病院側にとってもメリットがあるのではないでしょうか。

とはいえ、先述の通り、保険診療における施設基準のオンライン診療料の届出率、
導入率が高いとは、とても言えない状況。
導入や運用に関わってきた立場からすると、その実態を聞いても納得です。

準備、運用のためのコストを投入するだけのメリットがなければ、
なかなか導入に踏み切れませんし、実際に運用が続きません。

ということで、現状、二の足を踏んでいるオンライン診療ですが、
今後、前に進むことはあっても後退することはないでしょう。

その中、診療報酬がどのように改定されるか、
現場はどのような対応ができるか、
どのような活用の仕方ができるのか、を考えていくことは、必要なことだと思います。

患者の利便性、ニーズ、病院側のメリット、うまい活用の仕方など、
多面的に考えていきたいですね。

データ分析

では、また明日(^_^)v
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