【理論と実践】医療経営士1級試験対策(医療法人の付帯業務と、付帯業務が求められる経緯)

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令和5年8月13日 病院経営の理論と実践 1918号

■医療経営士1級試験対策(医療法人の付帯業務と、付帯業務が求められる経緯)

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜今日のテーマ〜

本日の内容は、

「医療経営士1級試験対策(医療法人の付帯業務と、附帯業務が求められる経緯)」

について。

【試験まで残り21日】

さて、試験まで、21日(今日を入れて)です。

知識等の最終確認・追い込みをかけていきたいと思います。
医療法人の附帯業務について、基本的な部分・問われそうな部分を確認していきます。

まず、医療法人が附帯業務を行う目的は、
地域医療の担い手である医療法人が必要なケアを切れ目なく提供することにあります。

そして、近年、附帯業務の範囲が拡大している理由は以下の通りです。
地域包括ケアシステムを構築するために、
医療以外のサービス提供のニーズが高まる中、介護保険業務の拡大がしています。

【4業務と、附帯業務の4要件等】

1、医療法人の4業務

・本来業務

病院・診療所で、医療や予防業務を行い、
老健で、リハビリで在宅復帰を促します。

・附帯業務

訪問介護で、要介護者の生活支援を行い、
訪問看護で、疾患をケアします。
疾病予防施設で、予防を図り、
有料老人ホームやサ高住で、住まいを提供します。

・収益業務

不動産賃貸業で、住まいを提供します。

・附随業務

病院内の売店で、ケア用品の販売を行い、転倒予防・自立歩行を支援します。

2、附帯業務の4要件

どのような要件があるか、確認しましょう。

・本来業務に支障がないこと
・定款または寄附行為に定める
・附帯業務のみ実施しないこと
・附帯業務を委託しないこと

3、老健・介護医療院・介護療養型医療施設の共通点

・介護保険の適用
・要介護1-5の方が対象
・医師の配置
・病室・療養室の定員4名以下

【まとめ】

医療法人ができる範囲が広がってきています。

医療経営士として、求められることは何でしょうか?

地域のニーズを見定めるなど、適切な外部環境分析を行い、
どのような経営資源を持っているのか、内部環境分析をすることはスタートになりそうです。

それらを踏まえてどの事業に経営資源を投入するのか、
経営者の判断に資する情報提供をしていきたいですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。