【理論と実践】医療経営士1級試験対策(2040年と団塊ジュニア世代と医療提供体制)

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令和5年8月30日 病院経営の理論と実践 1935号

■2040年と団塊ジュニア世代と医療提供体制

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜今日のテーマ〜

本日の内容は、

「2040年と団塊ジュニア世代と医療提供体制」

について。

さて、試験まで、4日(今日を入れて)です。

知識等の最終確認・追い込みをかけていきたいと思います。

【前提条件の確認】

2040年は、高齢者数がピークになります。
もう少し言うと、団塊ジュニア世代が、65歳上になります。人口でいうと、3900万人です。
高齢化の影響として、糖尿病や高血圧になりやすい年代が増えることで、医療費の増加が考えられます。
生産年齢人口は減る一方ですので、医療・介護需要に見合わなくなる可能性があります。
医療崩壊、病床逼迫を避けるために、地域医療構想が、理想でなく、現実の動きとして求められてくるでしょう。

【医療機関として何ができるか】

地域のニーズや人口動態に合わせて適切な機能分化、機能の集約化、連携が求められます。

3つの段階で確認しましょう。

1、現状の可視化

人口動態に加えて、
同じ2次医療圏内に、重複する医療機能はどの程度あるか?
どのような施設があるのか?
診療科の偏在はどの程度か?

など、確認することからでしょう。

2、地域ニーズのうち、費用対効果が高いものの取捨選択

地域の現状を可視化した上で、何を行えば良いか、ピックアップしていきましょう。

地域と情報共有の仕組みを作るのが良いか?
施設を自前で作るのが良いか?
病床の機能転換が良いのか?
組織体制を変えるか?

など、選択肢をあげていきましょう。

3、他病院や他施設、行政など、ステークホルダーとの調整、原資の確保

選択肢をある程度出した後は、何をするかを決める必要があります。

自分だけで方向性を決めることはできませんので、
それこそ事務レベルでも良いので、自分たちの機能について話し合うことも重要でしょう。
お互い牽制し合っていては良い医療を提供できませんので、
膝を詰め合って、地域完結型という理想形にしていく必要があるでしょう。

【終わりに】

高齢者が増えれば増えるほど、かかりつけ医(日常医療)の役割を担う医療機関が必要になるでしょう。
そもそも、病気にならない対策(予防)に力を入れることも必要でしょう。

医療費の適切な抑制、国民の健康、そして、地域で安心して暮らしていける社会を作っていきたいですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。