【理論と実践】電子カルテ情報共有サービスで扱うデータ項目((令和6年度診療報酬改定)
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令和6年3月24日 病院経営の理論と実践 2142号
■電子カルテ情報共有サービスにおける運用(1)(令和6年度診療報酬改定)
中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。
【はじめに】
令和6年度の診療報酬改定対応に奔走されている医療機関が多いことでしょう。
私もその一人です。
・急性期の厳格化と高齢者救急医療の受け入れ態勢の整備
・基本診療に対する賃上げ分の上乗せ
・負担軽減や連携を促進する取り組み・DX化の評価
・感染対策の労力を補填する加算
・生活や食事を支え、改善するための多職種の協働、地域との連携
を推進するために、新規点数の設定、既存点数の是正が加わったと感じます。
森(全体)を見て、木(個別項目)を見ていく必要があります。
【本日の項目】
電子カルテ情報共有サービスにおける運用(2024年1月24日)について、
https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001197924.pdf
3文書6情報の運用上の整理を確認しました。
1、3文書、6情報
・3文書
1 健康診断結果報告書
2 診療情報提供書
3 退院時サマリー
・6情報
1 傷病名
2 感染症
3 薬剤禁忌(アレルギーによるもの)
4 アレルギー
5 検査
6 処方
医療機関間の情報連携に対して、6情報についてのコードの標準化を行いつつ
電子カルテ情報共有サービスで取り扱っていくこととしてはどうか。
医療機関で利用可能なマスターを電子カルテ情報共有サービスにて配信し、
電子カルテで利用可能とする。
2、診療情報のデータの構造化や情報のやり取り
・6情報のデータの構造化
診療情報提供書にはこれまでテキストで診療情報を記載してきたが、
診療情報を医療機関間で活用する観点から
6情報については構造化されたデータとして記述・共有可能となる。
・医療機関の間の情報のやり取り
診療情報提供書を紹介先で閲覧するために紹介元医療機関では、
→診療情報提供書の記載欄にある「紹介先が閲覧可」を選択すること
→直接相手先に送付するため、医療機関の一覧から相手先医療機関名を選択すること
の2点を行うこととする。
【所感】
情報を共有化していくための、データの一意性を突き詰めていくことが重要、と感じます。
傷病名であれば、ICD10対応標準病名マスターが採用候補です。
テキストでは、高血圧、高血圧症は同じですが、違うものとして認識されてしまいます。
それを共通の形で登録していくことで、データの構造化が可能になる、ということですね。
そして、誰でも彼でも見られないように、
診療情報の共有方法も検討されていますね。
さて、一気に読もうとすると、頭がプスプス言い出したので、
少しずつ確認していこうと思います。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の2次試験は突破、次は登録。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。