【1103】予実管理は、マネジメントの基本(予算管理ガイドブック 2回目)
日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。
今日からしばらく「予算管理ガイドブック(芳野剛志さん」のご紹介!
最近読んでいる予算管理関係の本の3冊目ですね。その2回目です!
【個人的要約】
・予算の構成は、売り上げの他にコストや資金資本の視点が必要。
・予算統制はマネジメントの基本。
「基本」ですね(^_^;)
実績の分析については、過去との比較などを行うことで実行してきましたが、
予算(想定利益、想定費用)を立てることについては、中途半端でした。
予想収益ぐらいは出していましたが、それに関連した費用は算出していませんでした。
そういう仕組みもありませんでしたので、これから、という感じです。
【個人的3つのアクションポイント】
・経営会議の目的は、予算と実績の確認をすることであり、予算統制である。
・経営会議の5つの実践。
(周知を集める、会社全体のトレンドの把握、協力調整の場、信賞必罰、一体感の醸成)
・差異分析の3つの実践。
(差異の把握、発生箇所の特定、原因分析、責任分析)
経営会議、どこの組織でも行われていることでしょう。
病院でも行なっている医療機関は多いのではないでしょうか。
ただ、その目的、ですよね。
上記に書かれてあるような意図で行われているか、
メッセージとして伝えているか。
会議運営のヒントになりますね。
また、差異分析についても、マクロからミクロへ入っていく過程で、
何を意識すべきか勉強になります。
詳しくは、下記に記載した通りです。
【個人的重要トピック】
・コストには、
変動するアクティビティコスト、
本社などのマネジメントに関わるマネジドコスト、
固定費であるコミッテッドコスト、
がある。
・予算には、購買予算、一般管理予算、資金予算、資本予算などがある。
一般管理予算は、いわゆるマネジドコストである。
これは売り上げ対本社費用で評価できる。
売り上げ減少への対応として、業務の変動費化があげられる。
資金予算。現金は足りているか。月末の現金残高を維持していく。
・予算統制は、月次サイクルでの差異確認が基本。
現場レベルでは日次確認、週次での確認、
それらが月次となり、事業計画や戦略分析、遂行につながっていく。
・経営会議。
人はチェックされるからこそ動く。動機付けになる。
会議の目的は、
周知を集めて上からのサポートを得たり、
会社全体のトレンドの把握(他部門の動きを見ること)、
協力調整の場(トップを含めた話し合い)、
信賞必罰(成果を出した部門には賞賛など)、
一体感の醸成、
などがある。これらが目標達成の意欲を高めることにつながれば良い。
・分析は、
まずはマクロを把握すること。
そして、問題発生箇所の特定。
最後に、なぜそのような結果になったのか、という深堀りをする。
真の原因を特定しないで、真の責任者は特定できない。
コスト、予算統制の大事さ、経営会議、分析について書かれていました。
状況把握や分析については、項目毎に考えるべきことは変わりますので、
切り口を知っておくことが大事ですよね。
例えば、一般管理費については、「売り上げ対本社費用」が紹介されていました。
経営会議についても、目的を意識しているかどうか、漫然と行なっていないか、
ということは留意点です。分析と同じく、考え方を知っていることで、
内容も変わってきますし、問いかけも変わりますね。
マネジメントの基本である予算統制について、その組織の成熟度に合わせた
管理を行なっていきたいですね。
今回は以上です。では、また明日(^_^)v
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