【1057】収益分析(診療区分)
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月曜日ですね。4月も2週目に入りました。いかがお過ごしでしょうか。
しばらく収益分析について考えてみたいと思います。
平均単価×患者数=収益。
その「平均単価」は、高額な薬剤、手術、検査など様々な要素で変わってしまいます。
そのため、診療診療区分に分けて見ることが大事です。
ざっくり言うと、
診察
投薬
注射
処置
手術
検査
画像
その他
入院
これらで構成されています。
診察は、初診料、再診料、指導料などが入ります。
投薬や注射は、収益額としては大きくなりやすいです。
平均単価でも、院内処方なのか、院外処方なのかで大きく異なります。
例えば、院内処方の場合、診療報酬の薬価点数と薬価等購入額との差がありますので、
そこに利益が出ます。ただし、以前と比べて市場価格と薬価の差は小さくなってきています。
処置や手術も、同じく単価に違いが出やすい部分です。
急性期において、手術の増減は注視すべき点です。
例えば、手術ができるドクターが増えたとか、逆にいなくなってしまったとか。
同じ手術件数でも中身が変われば、平均単価も大きく変わります。
検査や画像は、採血、エコー、内視鏡、眼や耳の検査、レントゲン、CT、MRIなど
いろいろな項目があります。どれだけの検査や画像診断ができるのか、
というのは急性期にとって大きな指標ですね。
その他には、リハビリ、処方箋料、精神療法等が入ります。
入院は、入院基本料や加算などです。
収益が増えたといっても、手術が増えたのか、入院が増えたのか、高額な薬が増えたのかで、
大きく変わります。
高額な薬剤で増えたとすれば、その分コストも増えます。
よって、単純に、平均単価×患者数=収益で、分析を進めるだけでは片手落ちです。
大枠で見て、変化の要因に目星をつけて中身に入っていきましょう。
では、また明日(^_^)v
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