【1431】地域医療構想の調整会議 とある医療圏のデータと病床転換

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

中神勇輝です!

1431日目。「病院経営の理論と実践」より、日々の学びや気づきをお知らせします(^_^)

しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。

(こちらは旧年度版です。最新版は、以下からどうぞ。)

今日のテーマは「地域医療構想の調整会議 とある医療圏のデータをもとに」。

問題で紹介されていた、こちらの地区では、基準病床数が12,000床に対し、既存病床数が16,000床ということで、4000床分のベッドが、過剰な地域である、とのことです。

また、療養病床が多い地域でもあるため、医療区分1の患者さんは、在宅復帰してくださいね、ということも勧められます。

病床機能を考えるにあたり、どういった機能が過剰なのかを見ることになります。

厚労省の考える一般病床の適正割合はどの程度と考えているか見てみましょう。

高度急性期が20%
一般急性期が50%
回復期が30%

が一般病棟の適正割合だと言われます。(厚労省2025年シナリオ)

ちなみに、この地域は、一般急性期が66%、回復期が13%しかない、ということです。
地域の病床最適化としては、回復期へ転換する病院募集します!、という調整会議になります。

あと、急性期密度指数という言葉もあります。

この地域は、1.38ということでやや多いです。
ここからも、回復期への転換が求められそうです。

慢性期医療密度指数が1.49です。
これまた、多いです。
2040年には介護ベッドが不足しそう、ということですので、介護老人保健施設施設を増やしてください、という話につながります。

地域によって多少の違いはありますが、大きなものは3つでしょう。

・在宅復帰
・回復期を増やす
・介護ベッドを増やす

この3つが、共通するポイント、と思います。


以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
◇過去の内容、記事はこちらから是非(^-^)

この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)