【理論と実践】紹介率50%と、逆紹介率40%とは?

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令和4年11月12日 病院経営の理論と実践 1644号

■紹介率50%と、逆紹介率40%とは?

中神勇輝(なかがみゆうき)
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こんばんは。中神です。

外来機能報告制度で、
紹介受診重点医療機関になるか、かかりつけ医療機関になるか
その協議の参考になる基準の一つに、
「紹介率・逆紹介率が一定数を超えている」というものがあります。

その数値は、以下の通りです。

「参考にする紹介率及び逆紹介率は、
地域医療支援病院の定義 を用いることとし、
具体的な水準は、紹介率 50%以上かつ逆紹介率 40%以上とする。 」

改めて見ますと、相当高いですね。

紹介率は、「紹介患者の数」を「初診患者の数」で除して算出し、
逆紹介率は、「逆紹介患者の数」を「初診患者の数」で除して算出します。

初診患者が2000人いたら、1000人は紹介状を持っているような病院です。
中小病院やクリニック等では到達の難しい数値です。

一般的な、

・風邪を引いた
・目が痛い
・鼻が詰まる
・お腹が痛い
・転んで怪我した

などのプライマリケアと言われる部分を担う医療機関と、
専門的な治療を要すると判断された患者さんが紹介される医療機関とでは
明らかに患者層が違います。

上記のように紹介される医療機関には、手術等を必要とする患者さんや、
高額な医療機器等を用いる患者さんが来るでしょう。

急性期か、かかりつけ医か、どの機能に特化するのか?

地域を知り、役割を改めて考える機会になりますね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)

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