【理論と実践】病院経営の鍵を握る広報戦略(医事業務2023.3.1)

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令和5年3月11日 病院経営の理論と実践 1763号

■病院経営の鍵を握る広報戦略(医事業務2023.3.1)

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜最近のブログのテーマ〜

・平日は、中小企業診断士関係
・土日は、医療・介護経営関係

〜今日のテーマ〜

今日は、土曜日ということで、医事業務2023.3.1の学びをシェアします。
病院経営の鍵を握る広報戦略、ですね。

最初は、小倉記念病院さんの記事です。

とても参考になります。

まず「広報誌あるある」からです。

調理師のおすすめ料理やリハビリスタッフによる運動法、連携先クリニックの紹介、
などは、よくありますね。

・・・よくありますが、この情報、誰のための情報でしょうか?
自院の広報誌の役割をきちんと位置づけて作っているでしょうか?

患者さんにも配布しているし、地域の医療機関に配っている、など。
・・・それ、ターゲットがブレていませんか?ということですね。
悩ましいところです。

小倉記念病院さんは、「医療機関に選ばれるため」と明確に決めている、
とのことです。
目的・役割を明確にするからこそ、ターゲットが明確になり、内容も決まります。
まず、押さえておきたいポイント!ですね。

そして、次は「どうせ捨てられる」という前提で、という話です。

誰も興味は持ってないし、読むための時間を作る人もいない、という前提で、
では、どうしたら捨てられないか?、と考えてみることが大事ですね。

そこで、考えたことは、

・原稿はできるだけ短く、特集を1つに絞る。
・それで、印象に残るようにする。

とのこと。

つい、あれもこれも書きたくなりますが、絞ることは何でも重要ですね。
院内の資料作りも共通します。

「誰が書くの?」については、以下の通りです。

医師に原稿を書いてもらうのでなく、
医師にインタビューして、広報担当者が文字化する、ということも紹介されていました。
専門家はどうしても難しい言葉を使いがちなので、それを簡単な表現に直すこともできますし、
医師は忙しいので作成が遅くなりがちなので、スピード感を持って文章化できることがメリットですね。

広報誌の配布先についても言及されていました。
既存のターゲットに加えて、新規のターゲットについては、
厚生局の「コード別内容別医療機関の一覧表」全てに送付という手段をとっている点、興味深いです。
未開拓の部分を無くす・・・。
重要な取り組みですね。

ちなみに、「宛名」についても、なるほど!でした。

基本、クリニックは院長宛ですが、
病院については、特集の内容によって診療科名を変えて送付しているとのことです。

記事の最後に、
「小倉記念病院のV字回復に学ぶ 最高収益を生み出す 病医院マーケティング」
という本が紹介されていました。
興味深いです。

その他では、

・太田記念病院さん
出張講座のオンライン開催やハイブリッド型、YouTube公開

・大分三愛メディカルセンターさん
メディアを味方につけたリスク対応

・美原記念病院さん
広報課の立ち上げと、広報誌の企画・発刊、掲示物の管理・仕組み化

・院外向け広報誌アンケートの結果
発行の有無や発行頻度、広報誌の目的、担当者、配布方法の集計

などもあり、今回の特集は、広報担当者にとっては、「珠玉の逸品」でしたね。

以下、案内もありました。

我こそは、という医療機関の方は、ぜひどうぞ!(私も院内の広報誌担当者に伝えます)

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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