【理論と実践】介護保険サービスの「見えない時間」を考える

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令和8年4月26日 医療・介護経営の理論と実践 2903号

■介護保険サービスの「見えない時間」を考える

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おはようございます。中神です。

介護保険サービスを提供するにあたり、感じたことがあります。

利用者の方に実際にサービスを提供する時間。
入浴介助、食事介助、リハビリ、訪問介護でのケアの時間。

これらの時間に目が行きがちですが、
実は、現場のスタッフが費やす時間を全体で見渡すと、
そのケアの時間と同じくらい、あるいはそれ以上に、
別の作業に時間がかかっていることに注目する必要がありそう、ということです。

■ケアの外側に潜む「見えない時間」

担当者会議の準備と開催、
重要事項説明書の説明、
同意書や各種必要書類への記載と確認。

これらはどれも、サービスを適切・安全に提供するために欠かせない手続きです。
制度が複雑化すれば、こうした書類関連の業務は多く発生します。

問題は、この「見えない時間」が積み重なることで、
スタッフがケアそのものに向き合える時間が圧迫されてしまうことです。

利用者の方やご家族にとっても、長時間、書類の説明を受ける時間は負担です。
丁寧な説明は必要ですし、
インフォームドコンセントの観点からも手を抜けません。
ただ、「丁寧さ」と「効率」は必ずしも相反するものではありません。

■「丁寧さ」と「効率」の両立

たとえば、説明の順序や使う資料を標準化する。
よくある質問への回答をあらかじめ整理しておく。
書類の記載漏れをチェックリストで防ぐ。
会議の進行をテンプレート化する。
ICTツールを活用して記録や情報共有の手間を減らす。

こうした工夫の積み重ねが、
トータルの業務時間を大きく変えていく可能性があります。

結局のところ、介護の質を上げようと思ったら、
ケアの技術だけを磨けばいいわけではなく、
ケアに使える時間をいかに確保するか、
という業務設計の視点が同じくらい重要になってきます。

「いかに効率よく、必要な手続きをこなすか」

これが、現場のケアの質を守るための、
これからの大きな鍵になりそうだと感じています。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/  (講座)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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