【1050】コーチングで個人と組織が変わる(医事業務20210315)

日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。

月曜日ですね。新しい週の始まりです。皆様は、いかがお過ごしでしょうか。

今回、紹介するのは、

雑誌「医事業務20210315」

です。(読書通算980日目)

医事業務

今回の特集は、「コーチングの威力」

いいですね!

多職種共同のコーチングプロジェクトで芽生える職員のやりがい、たいへん興味深い内容です。

【院内のコミュニケーションをコーチングで補完】

コーチングは、次期リーダー、やる気のある人がすることでではない。
誰でも、モヤッとしていることがあるが、そのモヤモヤ感に対応する人がいることで
次に進めるヒントを得られる人が増える。

ステークホルダーの言葉を受け取る。ステークホルダー主導で話をする。
対話をすることで、職員との関わり方も良くなり、
自分のあり方、作っていきたい未来が明確になっていくきっかけになる

プロジェクトという形に乗せなくても日常的に機能する仕組みとなっていれば、
それで充分とも言える。

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対話の時間を確保する、ということ。
相手の話を聞く、ということ。
相手が幸せになる、組織が成長するきっかけになるかもしれない、と思えば
取り組んでみる価値はありそうですよね。

何より巡り巡って、自分に返ってくるモノと思います。

会議

【働きがいのある職場づくりを目指したコーチングの導入】

コミュニケーションの手段の1つとしてコーチングを使う、体験してみる。

担当者も、プロジェクト化した当初は、批判的な姿勢で取り組んでいたものの、
24回のテーマ設定、体験を通していく中で、結果としてコミニケーションが変わっていった、
という話。

それぞれに、30分の対応の時間を確保する。
忙しい中で、おしゃべりに時間を使って良いのか、という雰囲気もあるが、
そういったことがなくなるような施策をとっていきたい。

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年に1回の対話で、思っていることを知ることができるか、共有できるか、
というと、まぁ、できないですよね。

おしゃべり、というよりも、意思疎通、コミュニケーションの向上が仕事の質、
アウトプットの成果を高めることは間違いないです。

とはいえ、そんな簡単で無いので、プロジェクト化してそんな空気感を作っていくことが大事でしょうね。

【コーチングを活用した多職種連携を目指す】

コーチングサイトを立ち上げて活動の見える化。宣伝活動が功を奏し、
コーチングをやってない人にも広くその取り組みが浸透した。

コーチングは、1人のステークホルダーに対して、
少なくとも年間12回以上は、1ON1を実施している。個室も準備している。

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効果の広報、大事です。
何をやっているのか、どんな効果があるのか、を知らせていかないと分からないですよね。

そして、コーチングができる環境の整備。
個室まで準備している、ということなので、組織としての本気度が伝わります。

あと、3つの記事で共通することとして、医局はなかなか導入しにくい、
というのがあって、どこの医療機関も一緒、と思いましたね。

【解説 コーチングとは】

テーマは、重要だが緊急ではない事例に適している。

コーチングの三原則は、

・インタラクティブ(双方向)
・テーラーメイド(個別対応)
・オンゴーイング(現在進行形、短くても継続的に関わる行動を確認するのが成功への道)

まずは20~30分しゃべるところから始めてみよう。

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コーチングしましょう、というのか。
面談しましょう、というのか。
どんな形で対話の機会を持つのが良いのかは、組織や個人同士の関係性で異なるかもしれませんが、
まずは、対話の大事さを知るところからでしょう。

【その他の話題】

・ウィズコロナ時代の病院経営
外来患者数の推移や救急外来患者数の内訳、コロナ的経営影響対策検討、紹介患者の断り状況、
新しい生活様式を踏まえたウェブ活用、地域連携や広報戦略の見直し。

・経営戦略と実践
クリニカルパスを作成。症例数の変化や包括薬剤の変化を確認し、作成の支援をしていく。

・連携広報のリスタート
広報は効果測定まで含める、行動変容の見える化。

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面白いです。
内部・外部環境の変化で、どんな変化が起きているかを見える化する。
行動の結果、意図した変化が起きているかを確認する。

この愚直な繰り返しが、世界を変えますね。

では、内容と所感はここまで。
目次(紹介してきた特集含む)は以下のようなものでした。ご興味があれば本誌をどうぞ。

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コーチングの威力

多職種協働のコーチングプロジェクトで芽生える職員のやりがい〜事務部門の視点〜
◎Interview1 石巻赤十字病院 院内のコミュニケーションをコーチングで補完 石橋 麻衣子
◎Interview2 加古川中央市民病院 働きがいのある職場づくりを目指したコーチングの導入 淺原 太郎
◎Interview3 新小山市民病院 コーチングを活用した多職種連携を目指す 坂田 普/川島 優美◎Explanation コーチングとは
◎Report アンケート結果から 株式会社コーチ・エィ 大塚 志保

常に備えよ!医療機関の災害対策

◎事例1 震災の記憶を風化させてはならない! JA愛知厚生連 日本DMAT 隊員 秀野 功典
◎事例2 職員参加型のオリジナルビデオ制作による防災訓練の取り組み 糸島医師会病院 藤野 由梨

連載
◎Nakama Project(No.88) 浜松医科大学医学部附属病院 医療福祉支援センター センター長 小林 利彦
◎スポットライト 社会福祉法人聖隷福祉事業団 聖隷浜松病院 経営企画室 室長 望月 卓馬
◎経営戦略と実践躬行(No.5) 宮崎市郡医師会病院 認定登録 医業経営コンサルタント 経営企画課 小塩 誠
◎Think Globally,Act Locally〜地域視点で着想する医療〜(No.19) 倉敷中央病院リバーサイド 事務長 十河 浩史
◎Changes〜辞令 総務課長を命ず〜(No.35) 千葉県済生会習志野病院 事務次長 兼 総務課長 石井 仁
◎とびさんの第六感!(No.18) 一般社団法人 日本医療業務支援機構 理事長 石飛 隆敏
◎若手でもできる!半径3mの職場改善(最終回)
◎医療用語なるほど辞典!(No.76) 望星大根クリニック 横田 眞二

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では、また明日(^_^)v

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