【1489】地域医療支援病院になるための5つの要件

2022年6月12日

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

中神勇輝です!

1489目。「病院経営の理論と実践塾」より、日々の学びや気づきをお知らせします(^_^)

しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。

(以下からどうぞ。)

今日のテーマは「地域医療支援病院になるための5つの要件」について考えてみましょう。

地域医療支援病院とは何か、から考えてみます。

公的病院では無いですが、公的病院的な役割を果たす医療法人と言って良いと思います。

市民病院だけでは、地域の医療ニーズを満たせない事例もあります。
救急医療を充足しきれない場合に、社会医療法人という立場でその機能を補完する、といったような感じですね。
その不足する部分をカバーする対価として、法人税等の税金面での優遇といったこともあります。

その社会医療法人になるための5つの要件という視点で勉強していきたいと思います。

1つ目は、「紹介率80%以上」、または、「紹介率65%以上かつ逆紹介率40%以上」といった要件です。
つまり紹介患者中心の医療提供をしましょう、ということです。

2つ目は、救急医療の提供です。

3つ目は、原則は200床以上の病床を持っている病院です。

4つ目は、建物や設備の共同利用ができる体制がある事です。

5つ目は、地域の医療従事従事者への研修の実施体制、といったことがあります。

紹介中心の医療、救急医療の提供、一定数の病床数の確保、医療資源の有効利用、研修の機会といった、地域への貢献が求められますね。

地域に、どのような医療機関があるのか。
不足する部分をカバーし得る医療機能を持っているのあれば、その社会医療法人も選択肢として考えられます。

もちろん、求められるレベルも高くなりますが、地域に貢献できる道として考えてみる価値がありますね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)