【理論と実践】VUCA時代とビジョン策定

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令和4年10月5日 病院経営の理論と実践 1606号

■VUCA時代とビジョン策定

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

最近、よく聞くVUCA、です。

単語の意味は、以下の通りです。

Volatility(変動性)
Uncertainly(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)

変化あり、不確実で複雑で、曖昧、そんな時代に突入します。
その中、既存のビジョンで上記の時代を生きていけるのか、
ということが問われます。

一定方向の変化だけであれば、現在の延長で問題ないですが、
これから、どうやら難しいようです。

そんな時に役立つ考え方がOODAループ。

Observe(観察)
Orient(見立て)
Decide(意思決定)
Act(実行)

内外環境を広く観察し、影響を見立て、意思決定、実行につなげる。

そして、情報収集能力を高め、
判断の精度を上げる一方、
その判断を全従業員に共有・徹底することが求められます。

そこで、出てくるのが、ビジョン策定ですね。
10年〜30年スパンで、大きな変化を伴う「未来観」を想定していくこと。
未来を語るには、それぐらいの遠い時間的隔絶が必要です。

そこに自法人ならではの、特徴、ワクワク感があるか?

ということを踏まえて作り込んでいきたいですが、
どうすれば良いでしょうか?

一つ、大事なのは、認知症バイアスをリセットすること、です。

専門家ゆえの、医療機関ならではの思い込みが強く、
外部環境の変化や不確実性などに順応しにくいです。

積極的に異業界の情報を収集し、議論に組み込んでいく姿勢が大事ですね。

(参考書籍:「2030経営ビジョンのつくりかた」日本総研 未来デザイン・ラボ)

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)