【理論と実践】未来顧客を想像する

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令和4年10月6日 病院経営の理論と実践 1607号

■未来顧客を想像する

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

今日もビジョン策定、ということについて考えてみたいと思います。

未来顧客という言葉、ご存知でしょうか。

外部環境の変化を踏まえて、色々な業界の商品・サービスを見て
10年〜30年後に、我々の顧客はどうなっているか、を考えることが求められます。

つい目先の顧客に目がいってしまいますが、
未来を考える時には、未来の顧客の姿を想像する必要がありますよね。

前回、認知バイアスという、視野の狭くなりがちな専門家の落とし穴について触れました。
それをぶち壊すためには、
タブーをタブーと知らない違う視点を持つ人との話し合いも必要ですし、
トップだけでなく、中堅どころの視点も必要です(社長50%、現場50%)

認知バイアスを注意深く排除しなければなりません。

1視点だけでは不足します。
トップ能力、現場の能力の問題ではないです。

そのために、横断的なワークショップを開いて、言語化すること。
言語化したものを経営層に提示し、コンセンサス(共感)を得ること。
トップの姿勢として求められるのは、それらの意見を受け止めること。

ビジョン策定には、
コーディネーター、アナリスト、インサイター、
ファシリテーター、デザイナー、コピーライター、
が必要であり、その役割を担うのが経営企画部門です。
しかし、すべてを担える人材が揃っている医療機関は、そうは無いでしょう。

そこで、出てくるのが、外注(外に頼る)です。
未来を描きたい、しかし、足りないものがある。
その足りないものをまず自組織で明確にして、頼る。
そんな姿勢が必要ですね。

(参考書籍:「2030経営ビジョンのつくりかた」日本総研 未来デザイン・ラボ)

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。

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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)