【理論と実践】円安がなぜ起きているのか?

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令和5年1月30日 病院経営の理論と実践 1723号

■円安がなぜ起きているのか?

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜最近のブログのテーマ〜

・平日は、中小企業診断士関係
・土日は、医療・介護経営関係

今日は、平日ですので、中小企業診断士関係です。
今回の参考図書・書籍は、「企業診断(2023年1月号)」です。

〜今日のテーマ〜

円安がなぜ起きているのか?

です。

なぜこのテーマにしたのか、というと、
家族がドル建ての保険に入っていたので、昨年12月時点で確定した保険料が、割高になりました。
ショックです。

そんな私的な理由もあって、興味深い内容です。

なぜ日本円が対米ドルで、こんなに安くなったのか?

大きな理由は、日米の金利差がある、と紹介されています。

日本は未だにマイナス金利政策ですが、アメリカは利上げを行っています。
円安もそうですが、そもそも世界的なドル高が起こっている、ということです。
ウクライナ侵攻が起きて、有事のドル買いも起きています。

にもかかわらず、日本は、マイナス金利を維持しているので、
アメリカとの金利差が大きくなっています。

その結果、円安が起きることによって、

・輸入コストが上がります。
つまり、原材料価格が高騰します。
また、エネルギーのコストも高くなっていますよね。

・外国人労働者も働きに来る理由が無くなります。
日本円の価値が下がっていますので。

・外資による買収も起きやすくなります。
お買い得になるので。

そんな状況です。

だったら、日本政府は、金利を上げればいいんじゃないのか?
と思いますが、できない理由も挙げられています。

1つ目は、国民の多くが変動金利を使ってお金を借りていることです。
もし金利を上げると、住宅ローンの返済が厳しくなって、破産する人が増えてしまうリスクがあります。

2つ目は、国債の利回りです。
政策金利を上げると国債の金利も上がって、評価額が下落し、国の財政がさらに悪くなってしまいます。

3つ目は、金利が上がると株価が下がります。
日本経済を支える株価が下がると、仁保hんの景気がさらに悪くなる可能性があります。

では、この円安は、いつまで続くのでしょうか?

適正な理論値は、1ドル110円から120円の間とも言われています。
クライナ情勢にもよりますが、そのうち戻る可能性もあります。

とはいえ、まだまだ厳しい状態が続きますので、
資金繰りが続くように取り組んでいく(支援していく)ことが求められますね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。

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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。