【理論と実践】DX化とスマートフォンの活用

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令和5年2月25日 病院経営の理論と実践 1749号

■DX化とスマートフォンの活用

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜最近のブログのテーマ〜

・平日は、中小企業診断士関係
・土日は、医療・介護経営関係

今日は、土曜日ですので、医療・介護経営関係です。

〜今日のテーマ〜

医事業務2023.2.1より、DX化の事例紹介が参考になりました。


ありがたい企画です。

「事例に学ぶ!医療機関におけるDXコト始め」

今回、紹介されていた病院は、北海道脳神経外科記念病院です。

「日病モバイル」というスマートフォンの導入のきっかけや効果について、
大きく2つ取り上げられていたと思います。

【きっかけと導入当初の動き】

・PHSの公衆電波網のサービス終了の影響を受けて、スマートフォンの導入を検討。
・院内や院外での使用や、ナースコールとの連携を条件として、会社を選定。
・使用できる機能は、PHSのものと同じ条件でスタート。比較的、スムーズに使用されていった。

PHSの代わりをどうするかは色々な病院で話題になっていると思います。
とりあえず現状のPHSを使い続けるという選択肢もありますが、
いずれ変えることが求められるでしょう。
まずは、同じような機能の使用から入る、という現実的な方法、ですよね。
参考になります。

【使用機能と効果】

・まず、使用したのはチャット機能。
医師と各セクションの所属長から配布した。
出勤時のログインを必須として、連絡が取れるか一目で分かるようにした。
出勤しているかどうか分かるので、医師との連絡がスムーズになった。

・次に、音声入力による実証実験。
ベンダーとの脳神経外科向けのカスタマイズ。
ほぼ訂正することなく、電子カルテ画面に転記できるようになった。

・次なる課題は、電子カルテの連携。
画像の取り込みをスマートフォンで行なっていきたい。

コストのことを考えると、配布対象が悩ましいところですが、
まずは、医師と管理職まで、というのが現実的ですね。

音声入力も魅力的ですね。
入力間違いが多いと結局訂正する必要があるので、打ち込んだ方が早い、という意見が出やすいです。
医療用語を認識できるように調整することも大事です。

また、持ち運べるスマートフォンで音声入力できるのも利点です。
パソコンの前にいるなら打ち込む方が慣れているので、つい、そちらを使用しがちです。
パソコンの前にいなくても、歩きながら入力できる、
メモ的にも活用できる、というのがポイントのように思います。

スマートフォンが多くの世代に使われるようになる中、
スマートフォンの活用範囲の拡大は必須です。
乗り遅れないようにしたいものです。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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