【理論と実践】DPCの包括評価部分の点数設定の概要は?

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令和5年5月23日 病院経営の理論と実践 1836号

■DPCの包括評価部分の点数設定の概要は?

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜今日のテーマ〜

本日の内容は、 医療経営士1級受験対策ということで学びを使用していきたいと思います。
(長英一郎さん作成の問題集より)

今回は、

「急性期病院のDPCの包括評価部分は、どのように点数設定されているか?」

という問いについて。

何となく分かっていますが、説明しなさい!と言われるとすっきり答えられない場合もありますし、
どの程度まで聞かれているかで答える範囲も変わります。
仮に80文字と言われたら、何と答えますでしょうか?

包括部分と言われれば、3つのキーワードがあります。何でしょうか?

1、1日あたりの包括診療費
2、入院日数
3、医療機関別係数

ですね。

このキーワードを使って説明すると、こんなところです。

包括評価部分は、
「1日あたりの包括診療費」と「入院日数」と「医療機関別係数」の掛け算で算出する。

だいぶシンプルです。付け足すとすれば、

1、1日あたりの包括診療費であれば、
DPCの診断群分類(疾患別)で点数が異なること。
2、入院日数には、期間1から3まであり、
2が全国平均で、1は2より短く、3は2より長いこと。
3、医療機関別係数は、施設基準から算出される係数1と、
効率性や救急などの医療機能・医療体制で構成される係数2があること。

なども押さえておきたいところです。

よって、DPC点数の高い疾患が多く、期間2までに退院できるような運営、
施設基準の届け出や在院日数の短縮などの医療体制の整備が進んでいる病院ほど、収益性が高いと言えます。

このあたりがDPC病院の経営の勘所と言えるでしょう。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。

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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。