【理論と実践】基本戦略と病院運営(医療経営士テキスト 中級・一般1 所感)
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令和6年1月2日 病院経営の理論と実践 2060号
■基本戦略と病院運営(医療経営士テキスト 中級・一般1 所感)
中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。
医療経営士2級テキスト「一般」の「医療経営概論」より学びをシェアします。
今回は、病院経営管理の基礎(基本戦略と病院運営)について確認します。
【基本戦略】
・ネットワークモデル
医療機関の活動範囲は、ローカルエリアが基本です。
よって、地域のステークホルダーとの関係性づくりは重要です。
今後、DX化の発展に伴い、持続可能性、相互運用性、
最低限備えるべき情報連携といったネットワークモデルの構築が求められるでしょう。
・マイケル・ポーターの競争戦略(基本戦略)
大きくは、2つの類型があります(集中戦略は除きます)。
コストリーダーシップ戦略
差別化戦略
公的価格の中、コストリーダーシップ戦略は厳しいでしょう。
よって、差別化戦略が病院(特に中小病院)の戦略になります。
経営資源を集中投入し、自院の価値を向上させます。
ブランディングという視点で、自院のブランドを構築し、
そのブランドへの信頼や共感を通じて他院との差別化を目指していきます。
そして、自院の差別化を行いつつ、地域に不足する部分について
連携で補完していくことも求められる時代になってきています。
・その他
有名なところでは、SWOT分析ですね。
外部環境の機会と脅威を踏まえ、内部環境の強みと弱みから戦略を検討していく、
戦略のイロハです。
医療の質の向上の取り組みやコーポレートガバナンスなどの管理面も求められます。
【病院運営】
・質
医療の質の維持・向上は病院運営の核です。
病院機能評価といった外部評価の活用も考えられます。
評価のための評価になってしまうことがあるかもしれませんが、
あるべき姿を知ることは決して悪いことではありません。
要は取り組み方次第です。
・外部活用
SPDシステムの活用による医療材料の受発注の効率化や、
アウトソーシングによる外部資源の活用も有効です。
・CSとES
CSとESの視点による改善も有効です。
CSという顧客視点で患者サービスを向上させること、
その源泉(提供側)となるESという従業員視点で、
学習の機会を与え、公平性を持ち、エンパワーメントし、満足度を高めることが基本になります。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/ (講座)
https://healthcare-mgt.com/article/iryo/jmp_consulting01/ (紹介)
◇過去の内容、記事はこちらから是非(^-^)
https://wakuwaku-kokoro.net/
◇試験勉強や本の学びをアウトプットしているYouTubeチャンネルは、こちらです(^-^)
https://youtube.com/channel/UC_PiglYG9qTBjlJ3jt3161A
この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
(2023年、中小企業診断士の1次試験は無事通過。現在は2次試験の結果待ち)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。