【理論と実践】挑戦なくして、成長なし
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令和8年6月27日 医療・介護経営の理論と実践 2964号
■挑戦なくして、成長なし
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おはようございます。中神です。
失敗を恐れる気持ちは自然なもの。
それでも前に進むために、
個人と組織それぞれに求められることを考えてみました。
■成長と失敗
成長したいなら、挑戦から逃げることはできません。
新しいことに手を伸ばし、まだ確かでない一歩を踏み出す。
その積み重ねの先にしか、昨日より少し大きくなった自分はいないのだと思います。
求められる、二つのこと。
ただ、挑戦には影もあります。挑戦は、ときに失敗します。
恥をかくこともある
時間を失うこともある
お金を損することもある
短期的に見れば、誰だって失敗はしたくありません。
痛みは具体的で、すぐにやってくる。
一方で、成長という果実は遠く、曖昧です。
だから私たちは、つい行動を止めてしまいます。
けれど、失敗を恐れて動かないままでは、成長はありえません。
挑戦と失敗を、成長へと変えていくために、
求められる、二つのことは何か。
そのために必要なものを、個人と組織の二つの視点から掘り下げてみます。
■個人ー求められるのは「リカバリー力」
個人にまず求められるのは、リカバリー力です。
転んだあと、どう立ち上がるか。
失敗そのものをなくすことはできませんが、失敗からの立ち直り方は、
自分で鍛えることができます。
大切なのは、成功も失敗も、まず「事実」としてそのまま受け止めることです。
うまくいったときに浮かれすぎず、
うまくいかなかったときに自分を責めすぎない。
感情で結果を色づけてしまうと、本当は何が起きたのかが見えなくなります。
事実をフラットに眺めたうえで、問いを次へ向けます。
「では、次に何をすべきか」。
過去を裁くためではなく、未来を組み立てるために振り返る。こ
の切り替えができる人は、失敗の回数だけ前に進んでいきます。
リカバリー力とは、打たれ強さや根性のことではありません。
事実を直視し、感情と切り分け、次の一手を冷静に選び直す。
その思考の習慣そのものです。
■組織ー求められるのは「失敗を許容する仕組みと空気」
どんなにリカバリー力のある個人がいても、
失敗が罰せられる環境では、人は挑戦をやめます。
だから組織には、失敗を許容する仕組みと空気が必要です。
仕組みとは、挑戦の結果が個人の評価を不当に下げない設計のこと。
挑戦できる範囲をあらかじめ決めておく、
失敗を早く小さく試せるようにする、
振り返りを責任追及ではなく学習の場として運用する。
こうした制度があってはじめて、人は安心して手を挙げられます。
そして仕組み以上に効くのが、空気です。
何かが起きたとき、犯人を探すのか、学びを探すのか。
「失敗は成功の母」と、むしろ喜んで受け止められるチームには、
自然と挑戦が集まってきます。
失敗を共有することが、損ではなく価値になるからです。
仕組みが土台をつくり、空気がそれを生きたものにする。
両方がそろってはじめて、組織は挑戦を続けられる場所になります。
■まとめ
個人も組織も、結局は同じところに行き着きます。
失敗の要因を的確に見抜き、それを次に繋げる思考があるかどうか。
失敗は、避けるべき終点ではなく、読み解くべき材料です。
事実として受け止め、原因を見極め、次の一歩へ変えていく。
その姿勢がある限り、挑戦はいつも成長へとつながっていきます。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

