【1090】セロトニン、オキシトシン、ドーパミン的幸せ(「3つの幸福」樺沢紫苑先生 紹介)
日々の学びや気づきを言語化し、行動を変え、未来を変える一助に。
今週も、はや土曜日になりました。あっという間です。
今日は、
「精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法」(樺沢紫苑先生)
からの学びをシェアします。
医療従事者は、目の前の患者を助けたい、寄り添いたい、
という思いが強く、その結果、我が身を犠牲にしてしまう、というケースがあると思います。
しかし、自らを犠牲にした活動は長続きしません。
【紹介序論】
自身を大切にすることが大事、ということを思わせてくれる内容でした。
私たちは、毎日一生懸命働いていますが、幸せを感じているでしょうか。
私たちが感じる幸せには3種類あります。
・セロトニン的幸せ(これが一番大事)
・オキシトシン的幸せ
・ドーパミン的幸せ
【セロトニン的幸せ】
心と体を整えることが大事です。当たり前ですが、疎かにしがちです。
その一つが、睡眠7時間、運動、朝散歩など。
遊ぶことにどん欲になる。遊ぶのは、良いこと。
大事なのは、緩急をつける習慣。
一生懸命頑張り続けるのが良い、という思考だけでは、
幸せになりたいのに、苦しいだけに終わってしまいかねませんので、要注意ですね。
【オキシトシン的幸せ】
これは、ザックリ言うと人間関係ですね。
孤独は、「孤毒」。
仲間や人付き合いは、勝手にできるものではなく、それ相応の努力が無ければ
できません。
そこで、コミュニティーという仲間を作れる場所に行くことや
最終的には、自分がコミュニティーの中心になれる場を作ることについて書かれていました。
また、関係性を作っていく場として、大きく3階層に分けられていたことも印象的です。
それは、以下の3階層で、その重要度についても書かれています。
家族 5割
友人 3割
職場 2割
各階層で、親密になれるのは、2~3人が限界とあり、
誰でも彼でも仲良くなれないし、なる必要もない、と思うと、気が楽になります。
上記の階層で、そういった人が作れているか。
いないのであれば、作る努力が必要、ということですね。
また、実際に行なってみたら良い、ということの中に、
・親切日記を書く(1日3つ)
・1日3回お礼を言う
・寝る前15分の感謝日記
・無条件の信頼(一方的な親切、一方的な信頼でも、オキシトシンは分泌される)
など、あります。個人的には、寝る前15分の感謝日記は寝つきが良くなりそうで有効かなぁ、
と思っています。
色々紹介しましたが、特に印象に残ったのは、「他者思考のギバーになる!」ということ。
人に与える。自分中心のテイカーであってはならないし、
持続的なギバーになることが大事、とのことです。
持続的というのは、無理して結局続かないような状態では良くないので、
たとえば、ボランティアであれば、
毎日取り組むというものでなく、
毎週1回はする、ぐらいの無理なくできる程度の方が継続できる、という話です。
【ドーパミン的幸せ】
・刺激的だが、長続きしない。
・ドーパミン的幸せは底なし沼に入りやすい。
・仕事の成功や金儲け、趣味への没頭など、これらはダークサイドに行きやすく、
扱いが難しい。
・依存症になりやすいし、飽きやすい。
といったことです。こう聞くと、危険な匂いがしますね(^_^;)
ゲームやお酒などに依存している状況であれば、依存から脱却する必要があります。
その一つの思考として、「制限するから、楽しいと感じ取れる力が復活する」という思考を
持つと良いです。
マイルールですね。例えば、ゲームなら時間を決めて行う、など。
時間的、物理的制限を掛ける方が幸せを感じることができる、
という認識であれば、制限を掛けてみようかな、という動機づけにもなります。
また、ドーパミン的幸せを継続させるコツとして、
成果に対して、感謝を入れる、ということです。
周りのおかげで成果が出ました、と思うだけで継続します。
もちろん成長のためには、チャレンジも必要で、
成果を求める、刺激を求めることも大事です。
その時のポイントとして、コンフォートゾーンを出る、ということ。
これは、自分にとって「ちょい難」(挑戦と感じることの10分の1)でも良いので、
行動すると良い、ということですね。
チャレンジが恐い、というのは、デフォルトです。
「皆不安を感じているんだなぁ」と思って取り組めば気が楽になるのではないでしょうか。
あと、年収800万円を超えると、それ以上は幸せの感じ方は変わらない、
ということも紹介されています。ここを一つの目標にするのは良いかもしれませんね。
(絶対に無理な数値ではないですから)
【まとめ】
良く寝て、良く運動しよう。
人とのつながりを大事にしよう。人に、人を紹介しよう。
他者思考のギバーになろう。「人に与える」を先にしよう。
しかし、限度を決めておこう。自己犠牲は続かない。
依存症にならないよう趣味の時間を制限しよう。
制限するから、もっと楽しくなるから。
———————–
以上です。良い本との出会いに感謝。では、また明日(^_^)v
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
◇過去の内容、記事はこちらから是非(^-^)
◇メルマガ登録はこちらから(^-^)
https://www.mag2.com/m/0001682907.html
◇以下は、中小企業診断士試験の受験(不合格体験)を通しての学びを電子書籍にしたものです。
リベンジ予定ですが、しばらく別の活動中。
その他の書籍(学習、マインドセット、家庭菜園)も是非ご覧下さい。
Kindle Unlimitedで読めます(^-^)
中小企業診断士試験 不合格分析記 : ~しくじりを成功につなげる29の改善ポイント~
https://www.amazon.co.jp/dp/B086827295