【理論と実践】死亡場所の割合の推移と在宅診療(新たな地域医療構想)
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令和6年12月7日 医療・介護経営の理論と実践 2400号
■死亡場所の割合の推移と在宅診療(新たな地域医療構想)
中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。
新たな地域医療構想について、確認してみましょう。
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001328814.pdf
(第11回新たな地域医療構想等に関する検討会 令和6年 1 1月8日)
資料によると、
「死亡場所の割合の推移をみると、病院・診療所での死亡の割合は、
2005年をピークに減少し、自宅や介護施設 等での死亡の割合が増加している。」
とあります。
病院・診療所での死亡の割合は、
統計の始まりである1951年では、11.7%、
ピーク時では、82.4%、
2022年時点では、65.9%です。
医療機関の充実が、病院での療養を促進し、
過剰と言える医療提供を生み出しました。
その後、種々の制度変更に加え、訪問診療や訪問看護の充実が、
自宅での療養を可能にし、自宅や介護施設での死亡の割合が徐々に戻ってきています。
今後も、訪問診療や訪問看護の需要は増す一方で、2040年がピークです。
これらの需要に、応えられる医療機関、地域の体制をいかに整えるか、
課題は山積みです。
在宅、救急、回復、それぞれの領域のうち、地域に不足するパズルを知り、
埋め、繋げていく取り組みが求められます。
それは、単独ではできませんので、
ますます地域に関わっていく必要があると感じますね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
医療経営士1級(2023年合格)、中小企業診断士2次試験合格(2023年度)、次は登録。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。