【理論と実践】医療の質と経営改善の両立：データ駆動型病院経営の新潮流

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令和7年2月19日　医療・介護経営の理論と実践　2474号

■医療の質と経営改善の両立：データ駆動型病院経営の新潮流

中神勇輝（なかがみゆうき）
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おはようございます。中神です。

先日、「医事業務」主催のセミナーに事務局として参加しました。
聴講もさせていただき、非常にに気づきの多いセミナーであり、参加者からも活発な質問が出ていました。

医療機関を取り巻く環境が厳しさを増す中、質の高い医療サービスの提供と
経営の安定化という二つの命題に向き合う病院が増えています。
この課題に対する具体的なアプローチが示されていたと思います。

キーワードは「データによる可視化」です。
現場の感覚や経験則だけでなく、客観的なデータを基にした議論が、
多職種間の建設的な対話を促進します。
特に注目すべきは、DPC期間のコントロールや手術室の稼働率、
病床管理といった収益の要となる指標の可視化です。

地域医療における価値創造という観点から、
救急医療体制の整備や転院調整など、地域連携の強化も重要なテーマです。
MSW（医療ソーシャルワーカー）、医事課、看護部の連携による、
データ作成・共有を軸として、シームレスな患者サポート体制の構築も、
これからの病院経営には欠かせません。

人材育成の面では、従来の上司部下関係による指導だけでなく、
上司以外による1on1面談の実施など、組織的なアプローチの重要性について
知る機会もありました。
自律型の医療事務職・マネジメント職の育成は、
持続可能な病院運営の要となるでしょう。

医療の質を守りながら経営改善を実現する。
その実現には、データに基づく現状把握と、多職種による協働が不可欠です。
「医事業務」が担う役割は、まさにその触媒としての機能なのかもしれない、
と感じましたね。

以上です。では、また明日(^-^)v

（当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。）

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◇病院経営の見える化について公開講座（動画）の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士（登録申請中）、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ（HIIT）、読書。

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