【1369】かかりつけ医療機関って?

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

1369日。がみチャンネルより、中神がお届けします(^_^)

今日は、「求められるかかりつけ医療機関」について。

4月の診療報酬改定に向けて、日本中の医療機関がザワザワしていると思います。

同じく4月には、外来機能報告制度が始まり、これまた、ザワザワしています。
これは、ざっくり言うと、「紹介を受ける医療機関」と「かかりつけ医を果たす医療機関」と機能を分けましょう、という制度です。

そのかかりつけ医機能を持つ医療機関に求められることは何でしょうか?

1つ目は、総合診療的な役割です。
急性期的な役割を果たしつつ、初期治療や検査を実施し、より高度な治療が必要であれば、紹介する機能です。
相談役でもあります。

2つ目は、在宅に力を入れることです。
高齢化に伴い、病院に通えない患者、独居の方も増えます。
在宅医療、訪問看護へのニーズにしっかり応えていく必要があります。

3つ目は、地域包括ケア病棟を使うことです。
サブアキュート、ポストアキュート、リハビリといった多機能を持つことです。

200床未満の病院は、これら、かかりつけ医としての機能をしっかり持つことが求められています。
とはいえ、専門性を特化することを否定するものではありません。
専門性の中にあって、かかりつけ医機能を持ちましょう、というメッセージであると思います。

プロダクトアウトではなく、マーケットインのスタンスで地域の課題に取り組むこと。
クリニックや中小病院は、かかりつけ医として、ゲートキーパー的な役割を果たすこと。
必要があれば、高度急性期の病院に紹介していく、という立ち位置に立つこと。

地域の医療資源に合わせて自らを変化させていけるかどうか、が分岐点になりそうですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。