【理論と実践】紹介受診重点医療機関とは、つまり急性期病床を持つ医療機関?

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令和4年11月10日 病院経営の理論と実践 1642号

■紹介受診重点医療機関とは、つまり急性期病床を持つ医療機関?

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

ぐっすり寝ることができました。朝から気分スッキリです。

さて、今日も、外来機能報告制度について。

紹介受診重点医療機関に該当する要件として、

外来医療において、

・重点医療を提供すること
・高額な医療機器等を必要とする医療を提供すること
・専門的な医療を提供すること

こういった医療を提供している患者の割合が、

初診で40%
再診で25%

とあります。

重点医療は、手術や一部処置等を伴う入院前後の外来受診(検査、説明など)を指します。

再診で言えば、100人いたら25人が、
手術等に関連した外来患者であったり、
その他、高度な医療機器等を必要とする外来患者(外来化学療法など)や
紹介状を伴う外来患者です。

明らかに、かかりつけ医機能とは異なる機能です。

そもそも入院を伴うということですから、
入院機能が少ない医療機関では、紹介受診重点医療機関になることは、現実的ではないです。

病棟機能でも、急性期、回復期、療養と分かれていますが、
手術や処置等を要する機能を持つ病棟は、急性期です。

つまり、急性期機能を持った医療機関が、そのまま紹介受診重点医療機関となる、
と考えて良さそうですね。
ケアミックス型も厳しいでしょう。

とはいえ、地域によって、どんな医療機関があるかは全然違うので、
外来機能報告での結果を元に、話し合い、地域での外来医療の最適化が行われることでしょう。

自院の地域がどうなるか、アンテナを高くしておきたいですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。

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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)