【理論と実践】複数の医療機関で臨床研究を行う理由

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令和5年6月7日 病院経営の理論と実践 1851号

■複数の医療機関で臨床研究を行う理由

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜今日のテーマ〜

本日の内容は、 医療経営士1級受験対策ということで学びをシェアしていきたいと思います。
(長英一郎さん作成の問題集より)

臨床研究は、なぜ複数の医療機関で行う必要があるでしょうか、という問いですね。

その答え(共同研究の理由)について、大きく3つ挙げてみましょう。

1つ目は、患者の多様性を確保することです。

研修対象となる患者さんが1人だとすると、その研究結果は、一般的、と言えるでしょうか。
特殊な結果と言えるでしょう。
対象となる患者を複数確保することで、研究結果の一般化が可能になりますね。

経営においても、その病院ならではの特殊性もありますし、
A病院で通用する方法が、B病院で通用するとも限りません。
しかし、ある程度、共通となる考え方や方法があります。
その勘所を知り、自院と引き当てるために、自分の病院だけでなく、他の病院の情報を仕入れることは重要ですね。

2つ目は、結果の信頼性向上です。

異なる医療機関で同様の研究結果が得られることで、信頼性を確保できます。
確かな知見として認めることができる、ということですね。

経営においても、A病院で成功したとしても、B病院でうまくいくとは限りません。
それでも、複数の病院で行い、ある程度の成果が得られたのであれば、普遍的な知見と言えるでしょう。

3つ目は、効率的なリソースの活用です。

複数の医療機関が連携して研究を行うことで、限られたリソースを横断的に活用することができます。
そして、研究期間やコストを減少させることができます。

経営においても、一つの病院だけでできることは限られています。
地域連携ということは、よく言われます。
臨床研究の世界でも一緒ですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。

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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。