【理論と実践】辞めることを前提にした仕組みこそ、辞めない職場につながる

2023年7月16日

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

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令和5年7月7日 病院経営の理論と実践 1881号

■辞めることを前提にした仕組みこそ、辞めない職場につながる

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜今日のテーマ〜

本日の内容は、 月刊医療経営士2023.7号の内容を通して気づきをシェアします。

特集は、「2040年、病院経営の中心を担う人材を育てろ!未来の経営人材採用・育成に取り組もう」でした。
最近の自分の課題にドンピシャの内容です。

「職員が辞めることを前提に仕組みを作る。」

ということが書かれました。

「いやいや、辞めないような職場を作るのが大事でしょう!」
と違和感を感じるかもしれません。

ここで考えてみたいのは、「辞めることを前提にした仕組み」とは何でしょうか。
逆から考えてみると、分かりやすいです。

辞めないことを前提にした仕組みの最たるものが、属人化です。
ある人が辞めると、業務が回らなくなる、そんなことはよくある話です。

仮に、その職場に入ったら、延々と同じ仕事をし続ける、
キャリアアップも見込めない、そんな職場で働きたいと思うでしょうか。

少なくとも、私は思いません。

それぞれの仕事の意義や業務内容を言語化し、
仕事を通して得られる経験、知識やスキルは何かを明確にして、
多くの職員がその享受を受け取ることができる職場を作ることは、その職場の魅力発信にもつながります。

辞めること(業務をローテーションすること)を前提にするからこそ、
うまく引き継ぐために、マニュアル化を行い、言語化します。
また、引き継がれた人は、さらなる改善を施すこともあるでしょう。
これぞ組織活動の醍醐味だと思います。

病院には、いろいろな業務があります。

それぞれの業務を行うことによって、
どのような自己実現が可能になるかを明確に伝えることが、
それぞれのキャリアステージに合わせて、そこで働きたいという意欲を引き出します。

つまり、

「辞めることを前提にした仕組みこそ、辞めない職場につながる」

と思います。自己実現できる職場を作り上げ、
マネジメント職の採用・定着のプラスになっていく環境を作りたいですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。