【理論と実践】かかりつけ医が望まれる時代に不足するもの

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令和5年12月6日 病院経営の理論と実践 2033号

■かかりつけ医が望まれる時代に不足するもの

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

【人口動態の変化】

かかりつけ医機能について、考えてみましょう!

入院患者は、2040年までは増え続けます。
外来患者は、2025年がピークです。
在宅患者は、2040年以降にピークを迎えるまで増え続けます。

これらは、地域差があるものの、人口動態の大きな傾向として押さえておきたい概況です。

少子高齢化が与える影響の一つです。

そして、それらの変化に対応するための地域の「医師」の状況が実は大変です。
医師も高齢化している、ということです。

(以下引用)

〇病院に従事する医師数は、ここ20年で5.5万人増加しているが、
60歳以上の医師が占める割合は15%に増加しており、平均年齢は44.8歳まで上昇している。

〇診療所に従事する医師数は、ここ20年で2.0万人増加しているが、
60歳以上の医師が占める割合は50%程度で、平均年齢は60.0歳まで上昇している。

かかりつけ医への期待は増える一方、供給する医師は減ります。
閉院するクリニックが散見されることもから実感します。

【医師不足にどう対応するのか】

医師不足がますます加速していく中で、何ができるでしょうか?

・総合診療医が増えるような施策
・クリニックでのプライマリケアから必要時に紹介できる地域との連携強化
・医師が少ない中でも需要に対応できるようなDX化

などがありますね。

人口動態の変化に対応できる供給体制を構築しなければなりませんね。

(参考資料)令和5年10月13日 第1回 国民・患者に対する
かかりつけ医機能をはじめとする医療情報の提供等に関する検討会 資料2
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001155587.pdf

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験。無事1次は通過、現在は2次試験の結果待ち。
(2023年、中小企業診断士の1次試験は無事通過。現在は2次試験の結果待ち)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。