【理論と実践】重症度、医療・看護必要度と救急医療管理加算

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令和5年12月26日 病院経営の理論と実践 2053号

■重症度、医療・看護必要度と救急医療管理加算

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

【変化】

重症度、医療・看護必要度、大きな変化が起きそうです。

A項目(モニタリング及び処置等)に該当する
救急搬送後の入院(5日間)
緊急に入院を必要とする状態(5日間)
について、今まで「5日」参入できていましたが、
「1日」または「2日」に短縮する、という案です。
この影響は大きいです。

【根拠】

その根拠は、以下の通りですね。

「救急医療管理加算1を算定する患者における医療資源投入量は、
入院初日で最も高く、その後3日目にかけて低下し、
3日目以降は大きな変化はみられなかった。」

とあります。

【今後】

医療資源投入量は一つの目安ですので、
これのみを根拠に短縮されるのは、医療機関側としては辛いところです。

とはいえ、実際に重症度・看護必要度が高いのであれば、
他の項目で満たせるのではないか、ということもあります。

重症度、医療・看護必要度は、急性期病床を絞る大きな要素になっています。

地域医療構想でゆるやかに削減されてきた急性期病床ですが、
ここにきて、更なる削減を進めるのか、関心が高い項目ですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
(2023年、中小企業診断士の1次試験は無事通過。現在は2次試験の結果待ち)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。